土地に関する相続問題:親の家(実家) 投資土地 空き地

財産があってもいい事ばかりではない

相続財産がある家はいい
親が財産を残してくれるなんてうらやましい
なんて思っている人は たくさんいると思います。
特に若い時はそう思うでしょう。

しかし そんなことが言えない場合もあります。
40代、50代になってくると、
親の相続人になる人が増えてきますから、
様々な相続状況が起こり
「親が財産を残してくれてありがたい」
なんて人ばかりではなくなります。

親の財産の遺産分けで
もめることを聞いたことがあるでしょうが、
遺産分け以外にも相続人が困ることが
最近は増えているような気がします。

土地の相続問題

 

 

親の住まい(実家)

親の家(実家)の問題・・・
子供も 住まいを建てている場合も多いですから
親の家には 住むつもりがない方もいます。

子供たちが、それぞれ住まいをもっていると、
誰も実家に住まなくなるでしょう。

家には、修繕費、水道光熱費などの
維持費がかかります。
相続人の中には、住宅ローンがある人や、
家賃を払っている人もいますから、

2件も住まいを持つことは
普通の人では難しいでしょう。

実家を貸家にしたくても、
アパートもたくさん余っていますから、
借りてくれる人が
なかなか現れないで困ることもあります。

リフォームすれば借り手が現れると

不動産屋さんはいいますが、
リフォームして貸したところで、
いつになったら元が取れるかどうかわかりません。

放置して空き家にしてしまうと
物騒で、トラブルになると
その責任も負わなければならなくなります。

以上のように親の家(実家)の管理で
苦労することになってしまう場合があります。

特に田舎に実家がある場合には、
実家をどうしたらいいのか
悩むことになるかもしれません。

 

◆未利用の土地(空地)

土地は持っていると必ず値が上がりました。
その為、以前は、投資目的で土地を買っていた人
たくさんいました。

親がそんな土地をもっていると
子供が困る場合があります。

土地を相続すると
相続税を払わなければなりません。
地代が入る土地や
すぐに高く売れる土地ならばいいですが、
収入が得られない土地や
すぐには売れない土地では困ります。

土地はすぐには売れないことも多いので、
土地を相続すると、相続税などの税金を
払うことができないで困ることもあります。

ですから いらない土地
親に処分してもらわないと
相続の時に、子供たちが納税で困ったり、
財産分与でもめたりすることにもなりかねません。

空き地を放置して、ゴミを捨てられたりされると
ゴミ処理が面倒ですし、塀をかけたり、
見回りしたりしなければならないので、
手間がかかってしまいます。

土地も持っていれば
いい事ばかりではない時代になってしまいました。

 

祖父母の土地

親の不動産かと思ったら、
祖父母の名義の不動産の場合もあります。
お爺さんやお婆さんの相続の時に、
親の兄弟姉妹が
きちんと遺産分割などをしていないと

その孫の代で、売ろうと思った時に、
売れなくなります。

実際は親の不動産であったとしても、
登記上の名義が祖父母の場合に、
親の兄弟姉妹の相続分もあると、
おじさん、おばさんが登記に協力してくれないと、
親の者と思われた土地も建物も
売ることができないのです。

 

時代が変わり、
土地の社会的事情も変わってきていますので、
土地や建物に対する相続対策
練っておく必要があります。

 

 

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