飲食店は 毎日食材の仕入れで大変
飲食店を経営している場合には、
和食屋でも 洋食屋でも、毎日のように
スーパーに食材の買い出し(仕入)に行くと思います。
献立を考え、買い物に行きますが、
買い出しに行くのにも時間を使います。
季節ものの料理を出す場合や、
社会情勢や天候の変動に影響がある食材は、
値段が急激に上がることがあるので、
同じ値段で売っていては、利益が一定しません。
仕入られない食材も出てくることもあります。
食材の価額が上がってしまうと、
利益が取れなくなってしまいます。
その為、食材は、安値で常に安定して仕入られないと
飲食業は困ってしまうでしょう。
あちらこちらに買い出しに行く
そして、この食材はどのスーパーが安いかなど
調べておく必要もあります。
この食品はあっちのスーパーが安い、
この食品ならこっちのスーパーが安いと
食材の買い物をするのにも、
移動時間もかかるので、
食材を買いに行くのも手間暇がかかるんです。
魚、野菜、肉、飲み物などを品目別に
あちらこちらのスーパーに買いに行っている経営者もいます。
同じ食材を使う料理でも、
季節ものは値段が変わってしまうこともあるので、
食材の仕入一つを取っても、
飲食業は時間も手間もかかるんです。
好きでないとやってられない商売の一つだと思います。
レシートが多くて帳簿を書くことが大変
飲食店は、主流の食材は、食品卸業者から
何日か分の食材をまとめて購入するので、
毎日のように注文することも、
買うたびに お金の払いもしないで済む場合もありますが、
それでも、何日かごとに、
食品別、飲み物別に頻繁に注文します。
個人規模の飲食店は、
食品や飲料の仕入を毎日のようにするので、
いつも買い物をしています。お金も毎日使っています。
しかも、食材の購入先もたくさんあります。
食品市場で買える人もれば、
一日に何件ものスーパーに買いに行く人もいます。
すると毎日たくさんレシートもらって、
それを現金帳にかいて、仕入帳にも書かいて・・・
なんてやらなきゃなりません。
何を買うかを考え、それをどこで買うかを決め、
そして実際に買いに行くのに時間が掛かります。
仕入帳や現金帳も 書かなければならないんですから、
時間が全然ありません。
それで消費税が軽減税率という
訳の分からないものになってしまっているので、もう大変です。
消費税の処理が倍
簡易課税を適用しているのなら、
仕入について軽減税率の問題はありませんが、
一般課税で申告している場合には、
仕入の記録が増えてしまったのです。
食品関係の食材は8%、飲み物も8% でも、
酒類は10%になります。
スーパーで食品の他にも、
割りばしや紙コップなども買うことも普通にありますから、
レシートを見て、
帳簿に食品の購入分8%分、
食品以外の支出分10%分に 分けて書かなければなりません。
やってられないですよ。
2%安くっても 帳簿を書くことが
こんなに大変で 面倒で、疲れるし、時間が掛かるのでは、
軽減する意味はないでしょう?
2%なんかどうだっていいんじゃないか?
と思います。
飲食店の経理を頼まれると、
売上の割に仕入れの会計処理がたくさんあって、
嫌になります。
やっている飲食店の経営者は、
仕入れの書類だけも 相当量になるので嫌になりますよ。