廃業を考える時

営業をやっていると生活費も取れない月があるのは普通のことです。会社員が給与を貰えなかったらそんな会社はすぐに辞めるでしょう。しかし自営業はすぐには辞められないと思います。売上の変動があるのは普通です。一時的に借入して続ける人もいます。しかし、今は、売上が下がり始めたり、利益が出なくなったりしたら、廃業（事業を辞めること）を考え出してもいい場合もあるかもしれません。

売上がある、仕事が忙しい、儲かっているのに、お金に苦しむ経営者もいます。それは、借金返済や贅沢な生活をしているせいで、儲けたお金が借金の返済や無駄な生活費に消えてしまい、健康保険料や住民税などの支払いができなくなってしまうからでしょう。儲けがある人でもお金に苦しむ人はいます。

寂しいことですが、体力の低下や売上減少等によって廃業しようかと思うようになる経営者もいます。そんな時には、自分一人で悩まないで、顧問の会計事務所に相談してみてください。話すだけでも気持ちが楽になる時があります。

今の仕事を続けたくても続けられない事情により、自営業者でも会社員のでも廃業したり退職した場合があります。すると次にどんな仕事が出来るでしょうか？何をして生活していけばいいのでしょうか？すぐには決まらないことも多いです。

お店や工場を廃業や閉店する場合に、売残り商品や製品などの在庫の処分に悩む場合があります。捨てるのにもお金がかかるし、誰かにあげることもできない場合があります。せっかく買った商品を捨てることは辛いです。

今の会社辞めたら何するの？今の仕事辞めて何ができるのか？転職や廃業をする場合には、余力を残し早めに考えるべきです。事業の借金が残っていたら返済をどうするのか？次にどんな仕事が出来るのかを考えていないといけません。なんとしても働かなければいけないのです。みんな大変なんです。頑張りましょう。

個人会社や個人業者は、自分自身も従業員も高齢化して仕事ができなくなっています。多くの人たちが高齢化で仕事に問題を抱え、人手不足、消費税の増税、洪水で苦しめられています。そして今度は新しいコロナウイルスで廃業の危機です。

「もう、仕事辞める！」その気持ちわかります。会社辞めたいというサラリーマン、廃業したいという自営業者が多いようです。それは威張った客が増えたことが原因である場合があります。どういうわけか自分勝手な要求をする客が多くなりました。すぐに怒る客、自分勝手な要求をする客が増えている気がします。済59

最近は軽自動車が高いので嫌になります。事業で使う軽トラが壊れても買えません。材料代だって機械だって、人件費だって高くて払えない状態です。こんなことではもう商売辞めたいと思ってしまいます。

台風災害でお店や機械が壊れた自営業者の方は、修理代のために借金をしようか？それともこれで廃業しようか？と考え込んでしまう場合もあります。そんな時には誰かに相談するといいと思います。自分だけで判断しない方がいいです。

台風災害を受けた栃木県の個人事業者やアパート経営者は、事業用資産が被害を受けて修理代も買い替える資金もない場合には廃業を考えてしまう場合もあります。せめて固定資産税の免除をしてくれると助かります。

自営業の方では、台風災害で住まいだけでなく、店や工場も機械設備も被害にあった場合には、しばらく仕事ができないので収入がなくなります。借金の返済もあるし、修理代のお金もありません。廃業しようかと悩んでしまいます。

洋品店の経営者もショッピングセンター等ができた為、お客さんが来なくなり廃業してしまいました。しかし、年金がもらえる歳まで経営していれば、年金で、生活費に足りない分だけでも稼げれば事業をする意味があります。

経営者の息子が他の会社のサラリーマンになっているので後継者がいなくて廃業する場合もあります。しかし息子が定年退職してからなら、親の会社を継ぐことができます。80歳代になってもどんなに高齢になっても、一生懸命に仕事をし続ければ状況が変わってきます。諦めないでください。

働きたいのに時間帯が合わないから働けない人は多いです。高齢者や主婦でも働きたい人はたくさんいます。人手不足廃業を避けるには、この人達が働きやすい労働方法にしてくれればいいと思います。

高齢になったり、売上がなくなったりしてしまった為に廃業する場合がありますが、廃業した後の生活費の事も考えてから辞めなければなりません。仕事や毎月係るお金のことを考えて置く必要があります。

後継者がいない床屋や美容室も多いようです。これから店を始めたい若い美容師、理容師にお店を貸すことや売ることを考えてみてもいいと思います。また子育てでいったん辞めた美容師に復職してもらってお店の経営を考えてもらうこともいいと思います。

町工場の経営も以前苦しい状態です。高齢になった経営者の方はもう廃業しようかと思っています。しかし、高齢になった従業員もいるので辞めてしまったら彼らの中には仕事を失い生活ができなくなってしまう人もいます。これでは廃業できません。

父親の事業を継いでくれた夫も高齢になりました。売上も下がったので廃業をしたい。でも夫が「義父に店を任された責任がある、まだ辞められない」と言います。事業が赤字なのでどうしようか悩んでいる婿取りの女性もいます。

田舎に古びた食料品店がありました。そこの店は儲けもなく、経営者も高齢になったのですがまだ辞められないでいます。「店は近所の年寄りの為にある。うちが辞めたら近所の年寄りは買い物に困ってしまう」と店主の奥さんが言っていました。