同業者が廃業すると 自分もそろそろかなあ…
同業者逹が、次々と廃業していく話を聞き、
廃業していく様子を見ていると
「自分も、もういいか」と
思ってくることがあるようです。
みんなが辞めちゃうと、
「自分も潮時かなあ、 辞める時期が来たのかなあ」
と思ってしまうようです。
自転車屋・バイク屋さんも減った
桐生市(群馬県)の街も
ずいぶん自転車屋さんや、バイク屋さんがなくなりました。
そんなことを知合いのバイク屋の店主(60代)が言っていました。
「みんな辞めちゃったよ。
この地域に何十件もあった自転車屋も、
次々になくなってしまって
「ああ、今度はうちかなあ いつまでできるかなあ」
なんて、みんな集まると
そんなこと言い合っているよ。まいったね」
「でも、まだ俺はやりますよ! お客さんがいますからね」
そんな弱音をはきながらも、
強く生きようと
頑張ろうとしているバイク屋のおじさんに
やる気を分けてもらう時があります。
私も高齢者のクライアントが多いので、
高齢の人達の相談を受けることが多く
辞めるとか、健康を害ししたとかの話ばかり聞かされるので
消極的になってしまう場合があります。
でも、時々人生の先輩で
元気な心を持っている人と話していると
力をもらえるようで元気になれます。
引退は、次への始まりでもある
私の仕事の中には、
経営者が引退した場合や、
引退を考えている場合の相談業務もあります。
次の人にうまくバトンタッチすることや、
それを引き継いだ人の事業をうまくやることを
サポーとすることもあります。
また、引退後の経営者の生活相談にも
乗っていますので
自分の今後の参考にもさせてもらっています。
辞めることが、次への始まりでもあります。
寂しいことばかりではありません。
自営業者の皆さんの引退に関する問題は、
引退後の収入、お金のことで
次に、日常の過ごし方を 考えることになるようです。
再起動! 次の仕事を考える
高齢になり引退を考えている場合でも、
後継者がいる人は、
後継者にバトンタッチして
指導や、補助の立場になり、
後継者の育成が 次の仕事になります。
スポーツ選手が、引退すると
コーチや監督になって、
選手を引退した後でも
自分がやって来たスポーツと係わって行く人もいます。
今度はコーチや監督、マネージャーとして
新しい出発があるのです。
マッサージ師、トレーナー、広報業務などの
後方支援の仕事もできます。
自分の事業に 後継者がいる人は、
それと同じように
指導者や、後方支援者として
次の仕事ができるので、今までの経験を生かして、
まだまだ自分は職業を持っていて、
張りのある過ごし方ができるようです。
しかし、自営業の場合には、後継者がいないと、
社会からの撤退になり、本当の廃業になりそうです。
国民年金では生活ができない
個人業者が高齢になり 事業を廃業した場合、
国民年金で
生活していかなければならなくなります。
国民年金の収入だけでは、生活していけません。
その為、何らかの収入が必要となります。
よく年金をもらう歳になった自営業者の人達が
言うのですが、
「公務員だった人や、会社員だった同級生は、
定年退職後には、
高額な恩給や、厚生年金をもらっていて、
働かなくても生きていけるんだよ。
公務員だった奴は、年金(恩給)が貯金できるし、
いつも旅行に出かけて悠々自適な生活をしていますよ。
こっちはそれどころじゃないよ!」
高齢になり、自分の仕事を辞めてしまうと
生活ができなくなってしまいます。
その為、国民年金しか収入がないと
子供達の扶養になってしまい
子供達の負担が増えてしまいます。
ですから、完全な廃業も考えもので、
なんらかの形で 事業にたずさわり
少しでも収入を得られるように考えるか、
どこかに働きに行くかをしなければなりません。
その為、事業を辞めた後でも、復活する人がいるのです。