経理や事務職に関心がある人
事務職の仕事で会社に勤める場合には、
経理課や総務課、会計課などの部署になると思いますが、
そういう部署でも、経理事務や社会保険事務、
公報活動、運営事務などやることは様々です。
ひとえに事務職といってもやることは、
業種にもよるし、
事務の種類も内容も色々とあります。
土木事務所での事務職には
測量図、配置図、地図をパソコンで作る仕事も
含まれるかもしれません。
司法書士事務所では
登記申請事務の他 調査もするかもしれません。
労務士は、社会保険の届出書や就業規則等の書類作成や
労務コンサルトの仕事もあります。
事務職も業種によってやることは色々です。
一般に事務職は、
経理の事を言っているようですので、
経理の仕事に関心がある人に
どんなことをするのかを説明します。
簿記検定がない場合でもできる
経理をやる場合には、
日商簿記検定の3級か、
全経協会の3級くらいあれば十分です。
実際に取得していなくても
仕事をしていくうちに覚えます。
別に簿記検定の知識がなくても
経理の仕事はできますし、
簿記検定を受けていない場合でも、
経理事務をやっている人はたくさんいます。
会計事務所をやっている人でも
簿記検定を受けていない人もいます。
会計処理は会社ごとに違いますので、
務めた会社のやりかたに応じた経理をすればいいので、
簿記検定で定めているような
厳密な会計処理をしなくてもできる場合があります。
会社の決算は顧問の会計事務所がやりますので、
決算整理仕訳もやらない場合が
多いのではないでしょうか?
売上帳の書き方を覚える
一般の会社の経理で重要なのは、
売上帳をキチンと書いたり、請求をしたりする売上の処理です。
社員が働くのはお金を得る為です。
その働きを客に請求する行為を
きちんとしなければなりません。
納品書や工事台帳より請求書を書き、
お客さんに請求することは大変重要です。
お客さんごとに、一ケ月分の販売の集計をします。
そして請求書を書き、お客さんに渡します。
その後、入金されたことをキチンと確認します。
この売上の集計、請求、回収が
とても重要な仕事になります。
この売上の集計作業、請求書作り作業、
入金確認作業の量が大変あります。
大きな会社に勤めると、
締め日は忙しくなるのではないでしょうか?
入金が遅いお客さんもいますから
催促をしなければなりません。
会社にとっては、
入金管理は重要な仕事になります。
支払い事務
仕入代の支払いの集計や 支払い事務も
経理の仕事になります。
入金と逆で、販売業の場合には商品の仕入代、
製造業の場合には材料代や
外注費の支払い事務の仕事をしなければなりません。
仕入先ごと、外注先ごとに請求書がきますから、
請求金額と納品書や作業日報などから、
請求額が納品された通りなのか確認する作業があります。
仕入れていない商品代が請求されていて、
そのまま支払ったら会社は損をしてしまいますから、
その確認も重要な仕事になります。
そして、支払いが振込の場合には、
取り決めた日に相手の銀行に振り込む手続きをします。
小切手で支払う場合もあります。
支払い日には、仕入代と外注代分のお金が
預金口座になければなりません。
資金が乏しい会社の場合には、その支払いが大変です。
建設業などは1つ1つの取引金が多額になりますから、
お金の管理は重要です。
口座の残金が不足気味の会社の場合、
お客さんからの入金が遅れると、
自分も支払いがおくれてしまうことになるので、
神経を使います。
お金がない会社では経理は神経を使います。
翌月に支払うお金が不足しそうなら、
社長と話し合い、
金融機関からの借入を検討しなければならなくなります。
簿記の知識がなくても問題ない
この売上入金の管理と仕入代の支払い管理が
まずは重要な仕事になります。
これだけが経理の仕事になる場合もあるでしょう。
会社が運営できる為には
この事務処理管理がきちんとできていないと
いけないと思います
これらの事務なら
簿記の知識がなくてもできます。
売上管理の仕事だけをしている事務員も
たくさんいるでしょう。
簿記ができなくても、ワープロ入力ができれば
問題なく経理や事務職はできます。