中年会社員が辞めさせられる?
景気後退により、中高年以降の会社員の方に
辞めてもらっている会社もあるようです。
給与が高い社員を対象に
辞めてもらっているような気もします。
その人に辞めてもらっても、
新しく若い人を安く雇えればいいだろう
なんて思われているかもしれません。
辞めてもらっても、
業務に支障がない人は誰か?
と考えているかもしれません。
「あの人の代わりになる
給与が安くて若い社員がいるから、
あの人に辞めてもらっても平気だろう」
なんて思われているかもしれません。
40歳過ぎて、
今務めている会社を辞めさせられてしまうと、
次の勤め先を探すことは大変でしょう。
再就職が難しい
辞めさせられたのは、
・給与が、若い社員よりも高いとか、
・若い人の方が、仕事が早いから、
・若い社員は、 文句も言わないで
言われたとおりに働いてくれるのに、
中年になると色々うるさいことを言うから…
そんなことで、辞めさせられて、
次の会社を面接した時に、
「どうして前の会社を辞めたの?」と
聞かれても、
給与が若い人よりも高かったからと言えば、
「いくらもらっていたの?」と聞かれ、
以前の給与の金額をいうと、
「そんなには、うちは払えない」
と言われることでしょう。
値踏みされて、
安い給与で働かざるを得なくなりそうです。
「若い人よりも、自分は仕事が遅かったからかな?」
なんてことを言えば、採用されないかもしれません。
それに50歳の人を
新しく雇ってくれる会社があったとしても、
そこの会社で一人前に
なんでもできるようになるのは、
60歳の定年退職の頃だと思われると、
「バイトでなら雇える」
と言われそうです。
残っても地獄
リストラされずに残ったからといっても
安心できません。
給与の高い社員がいなくなって
ホッとしているのは経営側の役員だけです。
そこで働く社員は減っているんですから、
仕事量が従来通りなら、
忙しくて休日が減るかもしれません。
有給なんて取れないでしょう?
休んだら、他の社員がもっと忙しくなるから、
仲間の手前休みなんか取れません。
みんなに迷惑をかけてしまいます。
それで無理にでも休んだり、有給休暇をとれば、
いずれリストラの対象にもされそうです。
会社に残れたからと言っても
安心はできません。
会社の仕事量が減っていれば、
忙しさも減っているので、
労働時間は増えないのでいいでしょう。
でも、当てにしていた残業手当はもらえなくなり、
ボーナスも減ってしまうこともあるかもしれません。
社員をリストラした会社は、
活動量は下がっている筈ですから、
今後、この会社が営業し続けられるか
不安になります。
退職金だって心配になります。
会社を辞めさせられても地獄だし、
残れたからと言っても安心できません。
会社次第、役員次第の人生
中高年の人は、会社の状態によっては、
人生設計を改めて
考えなければならなくなるかもしれません。
会社次第で、自分の人生が変わってしまうのが
会社員なのかもしれません。
リストラや人事異動は、
会社が生き残るためには
しかたがない事かもしれません。
それもわかりますが、雇われる働き方は、
どうにでもされてしまいそうです。
どうしたらいいのか、
仕事の事で悩んでいる人は多いです。