見た目も大事のようだ
若い時には、
「人は見た目ではない、中身が大事」
と思って、服装なんて、どうでもいい
と思っている時もありました。
友だちはおしゃれをしていましたが、
私は仕事が決まっていなかったり、
仕事していてもお金が全然なかったので
服を買うお金が全くありませんでした。
だから余計に、
人は中身が大事とか思っていたようです。
いまでも、シャツや背広は 激安のもので、
しかも、ずいぶん昔のものを着ています。
服装には興味なない、着やすければなんでもいい、
と思っています。
貧乏が染みついてしまったようで、
高い服を着ると、
汚さないかと心配になってしまいます。
さらに汚すからと思って、
着ないことも多いです。
買った意味がないんですけど、
馬鹿みたいです。
着慣れた服の方が気楽ですし、
汚れが落ちなくなったら捨ててしまえばいい
と思っているので、
高い服なんか買ったら、
こんな気楽な気分ではいられなくなってしまいます。
くすんだ暗い服では老けて見える
しかし、最近は考え直して、
見かけも重要かもしれない
と思うようになりました。
老人になると、黒っぽい服、こげ茶色、
ネズミ色の黒っぽい地味な服を着ています。
高齢者の人達は
私と 同じような色の服、
古びた模様の服を着ているような気がします。
私は、服の持ちがよく、
もしくはヨレヨレでも全然かまわないので
ずっと昔の服が着られます。
私は、そういう年配の人よりも、
さらにひどい恰好をしているようなので、
これは 着る物も少しは考えよう、
薄汚く見える格好はしない様にしなければならない
と思うようになりました。
明るくない気がします。
元気がないように見えます。
ショッピングモールに行った時、
姿見の鏡で自分を見てしまいました。
ナイロンの深緑の安いジャンパーを着ている私は
自分の姿をみて暗い感じのおじいさんに見えました。
「貧乏そう、うわあ、いやだなあ」
「もうこんな服は着ないぞ」と思いました。
昔から着ている暗い色のジャンパーが
自分の老けた顔を
さらに老けさせているように思えました。
明るい服装をするべきだ
友人が母親を連れてうちに来ました。
友人の母親は
派手なデザインのテカテカしたマフラーを
巻いていました。
クレヨンの箱のような色とりどりの模様の服も
来ていていました。
その為か
明るくて、元気そうに見えました。
明るくにこやかに笑う友人の母親は
おしゃれなおばさんという感じがしました。
見た目にも気を使うべきだと思いました。
若い時には、何もしなくても
つややかで輝いて見えます。
服なんかどんなものを着ても、
人間本来の若さの輝きに勝るものはないのでしょう。
しかし50歳を過ぎると そんな輝きもなくなります。
しわ、たるみ、くすんだ顔を補ってくれるのは、
元気な色や
今の時代に合ったデザインの服かもしれません。
皮膚が老いた分、
それを包み込む服で、
少しは輝くことができるような気がします。
それにオシャレは
自分を大切にしていることになるので、
良いと思います。
男も、歳をとったら
おしゃれをした方がいいと思います。