60歳代からの仕事の選び方
50歳位の同年代の人と話すと、
「もう仕事やりたくない」
「疲れた、カネがあれば仕事辞めたいよ」
そんな話がでることが多いです。
工場で設計の仕事をしていた友人がいました。
設計なので製造部や営業部などあちらこちらから、
色々な事を言われ、させられて
人間関係で苦しんでいたようです。
そいつは、40歳の時疲れ果てて転職しました。
「どこでもいいように扱われて、もう嫌になっちゃうよ。
最初の工場を辞めた40の時だって、
次の会社を探すのは大変だったのに、
もう50過ぎたら、雇ってくれる会社なんかないよ」
「だから、今の会社辞めるわけにはいかないよ。
でも定年までまだ数年あるけど…体もつかなあ?」
転職の経験がある人は、仕事探しの辛さをしっているので、
簡単には辞められません。
辞めたら、次に雇ってくれる会社を
見つけることの大変さ、辛さを知っていますから。
そんなストレスいっぱい、後がない、
という緊張した毎日を50歳過ぎても過ごしていると
心身ともにおかしくなってしまいます。
もっと気楽で、
ストレスが少なくて済む仕事がしたくなります。
年輩の男には向かない仕事?
販売業や接客業では、
やたらと客にペコペコしている50代位の男性を
見ることがあります。
家電販売店、中古車ショップ、住宅販売メーカーでも、
時々ですが見かけます。
でも、年配の男の人は、
あまり販売業や接客業を
やっている所を見かけません。
販売員や接客係の人は、
若い人が多いように思えます。
そういう会社に勤務した場合に、
歳をとっていくと、
指導者の立場になっていくようで、
第一線で
お客さんの相手をしたりしなくなるのでしょうか?
客の立場としては、接客してくれるのは、
若い店員さんの方が
いいような感じがするのかもしれません。
スーパーやホームセンターのレジなどは
女性が多いです。
中高年の男は、
建設現場、警備、飲食店の経営、
トラック運送のように、
常時人と係わらないで済むような仕事を
している人が多いような気がします。
コンビニのレジで働いている
中高年男性を見かけることがありますが、
ブスッとしている感じの人もいるので
良い気持ちにはなれません。
また、年配の男の人が、
あまりにもペコペコしているようであっても
見ていていい気がしません。
こういうことからも、
向かない仕事があると思います。
中高年の男には、どんな仕事ならできるのか?
50歳を過ぎての転職とか、
60歳の定年後の再就職、
個人事業を廃業した50過ぎの男が、
なにか仕事をしようとしたら、
業種は 案外 限られてしまいそうです。
求人誌を見ると、大型トラックの運転手なら
募集がありそうですが、
大型トラックの免許がない場合には、
免許の取得費用に何十万円もかかってしまいます。
それに50過ぎて、
やったことがない大型トラックの仕事が出来るものなのか?
と心配にもなります。
建設業ならどうかと思っても、
今から建築士の資格を目指すのも難しいし、
取ったところで実務経験がないと雇ってもらえないでしょう、
趣味で日曜大工、DIY でもやっていた人なら
大工見習で建築会社に雇ってもらえるような気もします。
年配になってから、仕事を探すことになった場合、
どんな仕事ならいいのでしょうか?
60歳超えたらストレスの少ない、簡単な仕事がいい
シルバーセンターならどうでしょうか?
60過ぎて、シルバーセンター経由で、
スーパーの管理や一般家庭の修繕や
庭の手入れなどの仕事ができるようです。
シルバーセンターのように
年配の男性が多く働くような場所では、
あまり厳しい事を言われないで働けるかもしれません。
気楽な外仕事なら、
雇用者の監視は厳しくないのではないでしょうか?
それに、年配の男性が多い職場は、
仕事を急に休む人が多いので、
自分も休んでもあまり文句は言われません。
土木会社で働いている人も年配の男性も多く、
無断欠勤しても、首にされない会社もあります。
そこの経営者が言っていました。
「仕方がない、おじさんだし。
それにうちみたいな仕事は、募集しても誰も来てくれないから。
あまりきついこと言って辞められても困るんです。
休みがちな人でも、辞めないで働いてくれるんだから、
それでいいですよ」
こんなように、体力に応じた勤務ができる会社も
あると思います。
監視がきつくなく、ストレスもない職場が、
おじさん達にはいいかもしれません。
多少怠けても、急に仕事休んでも、
怒られない会社で働きたいです。
私も60歳過ぎたら、
職種はなんでもいいから、
ストレスなく、とやかく言われることのない所で
働きたいと思っています。