共同経営、一人でやるのはちょっと…
事業は、一人でなく、
誰かと一緒に始めることもできます。
複数の人と同じ事業をすることを
共同経営というようですが、
1つの事業体として事業を始める場合には、
共同経営者の中で
誰か一人を代表者として決めることになります。
共同経営と言っても、
誰か一人が代表になることが多いです。
2人で共同事業を始めて
誰かと取引する場合、
取引の相手は 共同経営者の2人に、
それぞれ意見を聞かなければならなくなります。
3人いれば、
同じことを3人にしなければなりません。
ですから、共同経営であっても代表者を決めて、
代表者に決定権があり、
他の人は、
2番目に権利がある副代表(副社長)になったりして、
代表者のくだした判断に従うことになる
のではないかと思います。
でもあくまでも対外的な代表で、
内部的にはみんな同じ権限をもって意見を言え、
共に行動するのが共同経営だと思います。
それには、悪い点、問題点もありし、
良い点もあります。
一概に、共同経営が良いとか、悪いとかは
言えないと思います。
共同経営の長所、良い点はなに?
共同経営をする人達の関係は、
勤め先が同じ人や友人などになることもあります。
会社に不満があるとか、
自分で事業を始めたいなどの理由があって起業する場合、
一人では不安だから、
一人で事業を始めることが嫌だから、
誰かと一緒に事業を始めよう
と思うのだと思います。
つまり、誰かに頼りたいから共同で始めるわけです。
一人でも不安でなければ、一人で始めるでしょう。
頼れる人が他にいると頼もしいです。
業務上の役割分担もできるし、
顧客獲得などの経営の相談もできます。
困った時の話相手がいることはとてもいいです。
助け合える人、相談し合える人がいるということは
事業をやる上で都合がいいです。
うまくいくまでは とても不安なので、
常に同じ立場で話し合える人、
意見交換ができる人がいるというのは
不安が解消でき、
事業の短所が補えるし、発展しやすいと思います。
共同経営の短所にお金の問題がある
悪い点、問題点は、お金のことがあげられます。
お金のことでもめやすいです。
経営がうまくいかなくなった時に
誰がどのくらい責任を取るかで
問題になるかもしれません。
借金の負担割合で問題が起きたり、
収入の分け方に不満が起きる場合など
お金のことでもめることは よくあります。
また、共同経営者間で
経営方針が変わってしまうこともあります。
お互いに妥協できない、協力し合えない場合もあります。
・その仕事はすべきでないのに、
相手はムリにでもやりたがる。
・自分はこの仕事をとてもやりたいのに、
相手が強く反対する
・相手が、取引したがる会社は評判が悪く、
自分は絶対にそんな人と組むべきでないと思っている
そんな場合があるかもしれません。
やりたい仕事、やるべきでないことが違ってくると
共同経営は続かなくなります。
結 論
お金の問題さえ、きちんとしておけば、
始めやすいので、ある程度の問題は覚悟の上、
共同経営で始めてもいいかもしれません。
やっていくうちに意見が違って来れば、
その時に、分離して個人個人で事業をすれば
いいのではないかと思います。
第三者に相談して、
取り決めをしておくと良いでしょう。
出資金、借金の負担割合など
お金で嫌な思いをしないようにすれば
共同経営で起業してもいいような気がします。