生活費が取れない!会社員なら即辞めるけど自営業者は辞められない

会社員なら 給与がもらえなければ すぐに辞める

自分がやりたい職業で起業した場合でも、
儲からないと生活できなくなります。

生活費が取れないほど売上がない、利益がない、
というのでは続けられません。

でも 何とかして続けよう と思うのが
自営業者です。

会社員の場合には、
給与がもらえなければ即辞めて
次の勤め先を探すでしょう。そんなの当たり前だと思います。

 

しかし、個人事業や個人会社の経営者は、
自分の生活費が取れなくなっても、
すぐに辞めることは考えません。

会社員なら好きな仕事に就いたとしても、
給与が下がれば転職を考え出すでしょうし、
給与がもらえなければ、すぐに辞めるでしょう。

これが会社員と経営者・自営業者との違いです。

給与がもらえないのなら

 

生活費が取れないけど、辞められない

事業は、売上がたくさんある月もあるし、
仕入代も払えないほど入金がない月もあります

農業も 収獲月以外には 売上入金がありません。
建築業なども 売上は毎月一定でなく
今月の売上が、
前年同月の売上の半分以下になることもあります。

逆に2倍に増える月もあります。
売上の激しい変動がある業種も多いです。

自営業の場合には、
売上が、極端にある月、ない月があるので、
その月は赤字になっても、
翌月はかなり儲かることもあります。

しかし、赤字の月が、何か月か続いた時に、
本当に仕事の在り方を考えなければならなくなります。

この見極めが難しいです。

気が付いたら、貯金もなく
仕入れ代の支払いができない、
生活費もない、
ということも起こることがあります。

 

こんなことはなかった!

経営者は、売上の変動になれているので、
資金が足りなくなると、銀行からお金を借りて
その場をしのぐことが多いです。

これに慣れている経営者も多いので、
少しくらい売上が下がっても、
利益がない月があっても
ぜんぜん平気な経営者もいます。

ピンチの時に、いつも借入して乗り切っているので、
慣れている経営者もいます。

自営業の場合、一時的に借入すれば乗り切れるだろう
と思っている人もいます。
「又すぐに売上が上がるだろう」
「来月になれば、あの得意先が仕事をくれるだろう」
と経験から期待しているようです。

しかし、最近は様子が変わってきました。
「いつになっても売上が回復しない。
思っていたより利益が上がらない」

「これまでのように売上が回復しない」

「得意先の様子も今までとはちょっと違う・・・」

ということが起こることもあります。

そうなってしまうと赤字が蓄積して、
預金の残高も減ってしまい、
借金が返せなくなって
廃業に追い込まれてしまいます。

 

簡単には辞められない!経営者の心意気

自分にはこの仕事以外に他にできない…
 だから、これをやり続けるしかないんだ!

ちょっとピンチだからと言って、
これまでやって来たことを捨てて、
他の仕事に切り替えることなんかできない」。

自営業は赤字でも
すぐに辞められないこともあります。
近所の手前もあるでしょう、
好きな仕事の場合もそうです。

 

「事業はいい時も、悪い時もあって当然。
悪い時に乗り切ってこそ経営者だ」

そんな気もしますが、
仕事に対する強い意志、
経営者の信念というものが
美徳とされていますが、
これからの時代は、
それが通用しないことになってしまうことも
あるかもしれません。

 

「今までこんなことはなかった」
ということが起こる時代です。

急激な社会変動、制度の急変によって
売上が下がってしまった場合や
異常に費用が掛かることになってしまった場合、

今の仕事とは違った仕事をすることや、
仕事のスタイルを変える等
違う道を考えた方がいいことになるかもしれません。

事業資金が足りなくなった時、
生活費が取れなくなった時・・・

借入して続けるか、
違った仕事をするべきかという判断を
慎重にしなければならない時代です。

我慢して 続けているだけでは、
いけないかもしれません。

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