後継者がいない事業は古びていく。古っぽいお店では客が来ない

大きなお店が どんどんできて 地元企業は下降

バブル後に、個人事業者や、小規模会社の売上
どんどん下がっていきました。

多くの会社がなくなって行きましたが、
そんな中でも、地元で堅実にやっていた人達は
生き残り経営してきました。

 

しかし、その後大店舗法の改正
大資本のお店が次々にできてしまいました。

その時に専門家は、
「小さいお店はなくなってしまうだろう」
と言っていましたが

まさにその通りになってしまいました。

 

イオン等の大規模なショッピングセンターができて、
街の様子はすっかり変わってしまいました。

 

大型ショッピングセンター

商店街はなくなり、あらゆる地元の企業は
振るわなくなってきた気がします。

地元の建築会社でさえも、
大手ハウスメーカーに押し切られてしまった感じです。

 

そんな景気の悪くなった時代を
乗りきって来た強い地元の経営者達
高齢になりだんだんと力が弱まってきた気がします。

自分達の顧客も高齢者になり、
仕入れ先も外注先などもみんな高齢者になってしまったようです。

 

 

子供が継いだところで 生活できない

地元の企業が高齢化していると感じるのは、
経営者も、従業員も、
高齢になった人たちだけで働いているからです。

機械も設備も建物も 古くなったのに、
新しいものにしていない気がします。

それは、後継者がいないからです。
後継者がいないのは
その家に子供がいないからでなく、
子供がいるけれども、子供が後を継がないからです。

 

経営者達は、
「自分の商売は先がない」、「やっていても儲からない」
と思っています。

 

実際に、個人の商店や販売店は、
売上が下がり続けていましたので、
その通りになってしまいました。

 

 

しかし、建築業や工場、サービス業、飲食業などの中には
まだまだ利益が出せる事業もあります。

 

自分達の仕事の将来と、

子供の職業について考えると、
うちの仕事なんか継いだところで
食べていけないだろう」

これからも、自営業者は、厳しくなるだろう
と思っています。

 

子供には 会社員になれと

背広とネクタイ

経営者達は、自分の子供には
自分の商売を継がなくていい
継いだところで 生活していけるわけがない
と思っています。

「俺の商売も、いつまでやって行けるかわからない」

「会社員になる方がいい、会社員になれば保障がある。」

「会社に行っていれば、必ず金がもらえる。
息子は、サラリーマンになるべきだ

できれば公務員の方がいい 休みだって多いし
巨額のボーナスがあるし、莫大な退職金がもらえる。
クビになることもない、勤めがなくなることもない
いいことずくめだ。」

自営業や会社経営は、
・働いていたって、お金がもらえないことも多いし、
・失敗したら自分で払わなければならないんだ
自営業なんてやるもんじゃない。

ということを、言う人がたくさんいました。

 

その為、
事業の後継者はいない自営業者、会社経営者が多いです。

 

 

後継者がいないので、機械の入れ替えをしない

売上が下がり続け、顧客も減り続け 利益がでないので、
今の自営業者の方で、後継者もない場合
新しい機械を 買い替えることもできません

 

内装を新しくするつもりもありません。
機械設備が古くなったので、生産スピードも遅れ
最新の物を作りだすこともできません。

 

古びた機械設備では、古いものしか作れない場合もあり
世の中が求める新しい製品の生産ラインに
入ることができないので

売り上げは
回復できない場合もあるのではないかと思います。

 

古びた感じ

 

後継者がいない床屋さんは、店が古めかしい

後継者がいない 床屋さんも美容師さんも、
内装工事や設備の入れ替えをしません。

跡取りもいず、もう後年もやらないと終わりを覚悟すると、
新しい技術も、設備もいれません。

内装も外装も、古っぽいままです。

そんな感じのお店では若い人や、
この店のことを知らない人は客になりません。

従来から来ている人しか来ません。
そんな人達も
他の店に行ってしまい、高齢になり利用しなくなってきます。

古っぽい外観の美容室を見ると、
「そのお店やっているの?」と思えてしまいます。

 

 

後を継ぐ人がいない建物は 寂しく見える

高齢者しか住んでいない住宅は、
さみしい感じがして
外かれ見てわかる時があります。

事業も同じで、
後継者がいないお店や、工場や事務所は、
寂しい雰囲気があります。

 

 

もし後継者がいれば、
事業の雰囲気は 明るく変わります。

 

後継者がいれば

 

後継者が現れると
お客さんの知人が顧客になり
盛り返せることもあるのではないでしょうか?

古くからの顧客の口コミで、広まることもあります。

仕入れ先や外注のつながりも、継続できます。

 

自分の商売には、これから先がないと思っても
承継してくれる人が現れると、
盛り返すことができる場合もあります。

 

 

小規模企業で経営する場合や
会社員の副業でなら十分に行ける場合もあります。

 

後継者がいない場合に
副業のつもりで承継してくれる人を
探してもいいかもしれません。

 

 

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廃業を考える時
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