営業車も中古で十分?:儲けがないので新車は買えない

営業車も 新車は買えない

事業をやっていると、
機械でも、設備でも、古くなってきて、
あちらこちらが壊れて、
修理代がとてもかかるようになります。

何度も壊れては、
修理しての繰返しをしていると、
もういい加減に、
買い替えるかという気にもなります。

そして、同じように仕事で使っている営業車
買換えの時期が来ます。

バンやセダンなどの得意先回りで使うような
営業車が古くなった場合に、
買換えを検討しますが、
新車の値段が高いので考えものです。

なんでこんなに車が高いの?
と思えるくらい 車が高い気がします。

売上もないし、これから先の事を考えると、
大きな出費はできません。

 

昔のように 儲かる時代だと、
車検が来るたびに
新車に買い替えている経営者は多かったです。

節税対策として、営業車の買換えは
よく行われていました。

昔なら、社長は、クラウンやセドリックなどの
高級車を平気で買えましたが、
今の時代には、
500万円をこえるような高級国産セダンを、
簡単に変える自営業者も
かなり減ったのではないでしょうか。

 

それに、経営者が高齢になってきたことや、
今の高級車が大きすぎ
不便になって来たこともあって
大きな高級車に
乗らなくなってきたような気もします。

また、高級車に乗れるのも建築業、土木業の経営者や、
夫婦で公務員、大企業の会社員などの
高給取りの人位になってしまった気がします。

一般的に個人会社では、
新車の普通車を買うことが 大変になってきました。

営業車は中古

営業車は中古でいいか

営業車を買う為に
金融機関からお金を借りたり
残価設定のローンで買う方法もありますが、

そんな分割払いをしても、
結局は何百万円もの支払いを
しなければならなくなります。

事業資金が足りないし、
いつ売上がなくなってしまうかもわからない時に
借金して営業車を買うことは
できないと思います。

トラック等のように直接に稼ぐ車両なら、
高くても買わなければ仕事になりません。
しかし、営業車で直接仕事をするものでなければ、
なんでもいいのではないでしょうか?

営業車の買換えが必要になった場合、
中古車でいいのではないでしょうか?

中古車で、
走行距離が少ないもので状態がいいもの、
不人気の為、値段が安いものを
選ぶと良いのではないでしょうか?

 

昔の車と違って、今の車は多少古くても、
整備していれば乗れるようです。

新車登録から6年以上たった中古車でも、
まだ乗れるようです。

 

儲かっていなければ買えない

普通会社員は、給与が下がったら
その下がった給与の範囲内で
生活をしようと考えます。

会社経営者も
売上が下がったり、
利益がなくなってしまったのなら、
それに合わせて、
営業車も安いものにしないと
お金が無くなってしまいます。

 

「ボロボロの中古車で営業に行ったら、
儲かっていない会社と思われてなめられる」
と思うかもしれませんが、
お金がないのなら仕方がありません。

儲ければ、いつでも買えます。
我慢の時もあると思います。

 

私は、担当先の経営者に、
古くなった営業車の買換えの相談を受けますが、
「利益がないので、今までのようには、
高級車は買えませんよ。
〇〇のように安い車や中古車でないと
後が辛いんじゃないですか?」
とアドバイスするのですが、

経営者の中には
「俺に、そんな安い車に乗れってのか?
誰が乗ったかわからないような中古車なんか、
みっともなくて乗れないよ!」
と怒られる場合もあります。

 

営業の為に、高級車に乗る方がいい場合も
あるでしょうが、
会計顧問としては、
しぶいことを言わざるを得ません。

材料代や人件費が上がっている、
売上が減ってきている、
そして、これからのことを考えると
不安なことが多い現在に、
お金がなくても、
好きな営業車を買えばいい とは言えません。

これをどうするかも、経営者の判断になります。

 

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