借金しても返せるか？高齢になって借入金があると余計に辛い

借入金の返済は辛い！返せるか？

費用や材料代の支払いの為の
資金がない場合、
銀行から借りることになります。

その時に、
返済のことも考えなければなりません。

返せないくらいの借金をしてしまうのは
危険です。

銀行からお金を借りたら、
返さなければなりません。

借りたら、返済分の利益を上げないと
返せないのです。

利益を出せるでしょうか？
借りれば、その後やっていけるのでしょうか？

その時には、返せる金額だと思っても
その後、経営状況が悪化して
返せなくなってしまうこともあります。

それで、多くの経営者が苦しむのです。

借金は、経営者が
自分の会社に貸した場合も同じです。
（事業主の持ち出し）
社長が、会社に貸したお金を
返してもらえないようだと
社長夫婦の老後の生活にも
支障がでてしまいます。

借りたら返さなければならないことは、
十分わかっているのですが、

事業をしていると、
どうしても借りなければならないことが
起こってしまうのです。

その時だけでもどうにかしようと、
みんな必死です。

しかし、借りた後で、
とてつもなく返済に苦しんでしまうことがあるので、

借りる時に、よーく考えなければなりません。

お金がなくなってからでなく、
借金をするずっと前の段階で、
将来のお金のことを考えなければならないんです。

売上が下がってしまい、
材料代や地代家賃などの
経常的な費用の支払いが
できなくなってしまう場合があります。

その資金不足の原因には、
売上の減少によるものである場合や
臨時の経費の増加である場合があります。

お金が足りなくなることが、
時々で仕方がない理由があるならまだいいですが、
いつもいつもだと考えものになってきます。

毎月の売上が足りないことが
原因の場合も多いでしょう。

また、売掛金を回収する期間が
長くなってしまったことが
資金不足の原因の場合もあります。

売上は、さほど減っていないのに
お金が足りなくなってしまうことがある場合には、
材料代や人件費の高騰などによって、
経費が増えてしまったことによる場合もあります。

仕事の量は減っていないのに、
売上入金が減ってしまった場合には、
販売額、販売方法などを
改めなければなりません。

資金不足の原因を、
はっきりと突き止める必要があります。

それによってどう対処するべきなのか、
どうやって経営していけば、
資金不足にならなくなるのかを
考えないといけません。

売掛金や買掛金の様子や
財務諸表をよく見たり、
分析したりする必要も出てきます。

小規模事業者は、金融機関から借金をしている場合が
大変多いです。

融資の申し込みをする場合には、
将来、齢を取ってから
返済ができなくなる恐れがある場合もあるので、
慎重に融資の申し込みをすべきです。

「借金も信用のうち、事業に借金はつきものだ」
という経営者もいます。

私は担当先の社長が
あまりにもよく銀行から借りるので、
社長に対して心配事を言ったら、
「借金が怖くて事業ができるか！」
と怒られたこともありました。

でも経理担当者としては
言わざるを得ないことだったと思っています。

自分の会社の返済能力を過信する社長もいるし、
なぜかすんなりと貸してくれる銀行もあるんです。

小規模企業の経営が難しい現在、
高齢になった経営者が多い今、
多額の事業資金を借入する時には、
ほんとうに慎重にした方がいいと思います。

昔からの顧客で、金融機関からの多額の借金をしても
平気だった社長が
齢を取ってきたら変わってきました。

「借りて返して事業をやって、もう疲れた。
お金で苦労するのはもう嫌だ」
「借りられると、その時には安心していいんだけど、
後で返すことが辛い。
返せなくなり、また借金することになる。
どんどん苦しくなるんだもん」
借金は心が疲れます。

歳をとって、高齢になってからも
返さなければならない借金があると辛いです。