独身の叔母の相続相談
相談会に行ったりしても、
相続の相談が多いのですが、
おばさんの財産にかかる相続の相談が
多くなった感じがします。
経営者からの相談は、
廃業の問題、土地の問題、
事業の借金の問題などが多いのですが、
会社員や 主婦の方からの相談は、
おばさんの財産の相続の話も多いです。
たくさん稼いでいる独身の女性が
多くなったからでしょう。
でも、女性で結婚しない人が結構いるので
ちょっと驚きです。
女性は選ぶ立場なので、
ほとんどの女性が 結婚していると思っていました。
男は、結婚したくても、未婚の女性がいないので
できないような話が多くて、
私が子供の頃から、
結婚していない男の人がたくさんいたようでした。
独身で生涯を過ごすのは
男だけか と思っていましたが、
今は、女性の方でも少しは
独身で過ごした方もいるようです。
私も友人たちも若い時には、
未婚の若い女性に 出会える機会はあまりなく
みんな「俺、結婚できないかも」と
言っているさまでした。
ちょっときれいだなあと思う女性だと
必ず彼氏がいて、
結婚の約束もしているようで、
女は普通の容姿なら ほとんど彼氏がいました。
それに私たちの周りの中年男性で、
結婚していない人はたくさんいて、
男は背が高くて、物わかりもよくて、
稼ぎもないと結婚できないようなことを
まわりの大人たちが言っていました。
男は、女に選んでもらえるような
立派な男にならないといけないのです。
嫁不足のような話は、
農村だけではありませんでした。
ですから、女性は男を選べる立場で、
女性なら
誰でも結婚するものだと思っていましたから、
女性で結婚しない人が
そんなにいるとは思っていませんでした。
おばさんの財産の行方
独身だったおばさんの財産について、
オイやメイにあたる方から、
「私は相続人になれるでしょうか?」
「おばさんは、自分がなくなったら
財産をくれるって言うんですけど、
私もらえるんですか?」
ということを結構聞かれます。
父親や母親の 姉や妹が、独身だったので、
そのおばさんが高齢になり、
通院や老人ホームなどの送り向かいなど
日常のお世話を
定年退職したオイや
主婦をやっているメイの方が
していることがあります。
「おばさんに子供の頃から
かわいがってもらっていたから、
できることをしてあげたい」
という優しい気持ちの人ばかりです。
そして、おばさんは、自分の財産を、
お世話をしてくれた
オイやメイにあげたいという気持ちもあります。
また、そのおばさんは、
仲の良くない兄弟姉妹に
自分の財産が渡ってしまうことを
嫌がる場合もありますので、
財産を、身の回りのことをしてくれている
オイやメイにあげたい
と考えていることもあります。
女性は、お金を貯めることが
上手な人が多いようですので、
預貯金をたくさん持っていることがあります。
アパートや貸地にしている土地も
もっていることもあって、
その管理を
オイやメイがやっている場合もあります。
いい会社に勤務していたり、
公務員だったりした女性の場合だと、
多額の退職金がもらえ、
年金も、貯金できるくらいもらっているので
財産は、
ちょっとした個人会社の経営者よりも
あるくらいです。
それくらいですから、
そんな人の財産について、
兄弟姉妹、甥や姪、
身の回りの世話をしいる知人の方などから、
財産の処分で相談されることがあります。
そのおばさんに財産があるから
まだいいですが
お金のない場合には、厄介者扱いされそうです。