景気が悪くなると相続争いも多くなる(兄弟姉妹の不公平感で)

景気が悪くなると 争いが増える

景気が悪くなると、世の中が物騒になるし、
トラブルも多くなります。

家族間においても
もめごとがおこる場合があります。

家族間のもめごとは、
親の相続の時によく起こります。

兄弟姉妹間で、
親から不公平な扱いを受けた
と思っている人がいると、
遺産分割でもめることがあります。

高卒と大卒の学費のこと、
結婚資金の援助、
住宅資金の贈与の有無など
兄弟姉妹間で 親から受けたお金がことなると、
やっぱり問題は起こると思います。

兄弟姉妹によって、性格も能力も違うので、
それに合わせて 親がしたことが
兄弟姉妹で扱いが違う」と
なってしまうことがあります。

「姉は海外留学させてもらったのに
私は進学させてもらえなかった」

「弟は親の面倒を見ないくせに、
住宅の頭金を出してもらった」

「妹は結婚の時に、
お金を出してもらっていた」

やたらと平等の意識が高くなってきたことも、
もめ事の要因になっているのかもしれません。

一人っ子の家庭も多いので、
相続争いも減っているようですが、
もめてしまう場合には、
一人っ子の家庭でも、遺産分割でもめることはあります。
他人に遺贈したり、贈与したりする場合があるので)

親の財産が 一軒の住宅しかない場合でも
もめる時はもめます。

仕事も、お金もあれば
もめないで済んだかもしれませんが、
景気が悪くなってくると、
兄弟姉妹にも 色々な事情が出てくるので、
仕方がないのかもしれません。

 

不景気と相続

 

兄弟姉妹、それぞれの事情

長男が結婚して、長男の奥さん
年老いた親の面倒を見ていることがよくあります。

は、実家から離れた地域に嫁にいっていて、
親のお世話をしていなかった状態でも
いざ相続が始まると
遺産の請求をしてくることがあり、
それでもめます。

妹の夫の給与が下がったとか、
会社がなくなった場合があります。

妹夫婦にも、子どもがいて
生活費が掛かっています。
住宅ローンもあります。

するとどうしても、お金が必要になり、
親の世話は、兄夫婦に頼っていたものの
自分の家族の生活が
できなくなってしまうことになると、
妹も 自分の家族の為に
遺産分割の主張をしてしまうものだと思います。

親のお世話をしていなかった子供でも、
自分たちの仕事や生活状況を考えると
やっぱり親の財産が欲しくなると思います。

しかし、親の面倒を見ていた長男夫婦にも
同じように子供がいて、
教育費などのお金がかかり、
自分たちの老後の資金も必要になります。

そして母も高齢になっているので、
今度は通院など母親の世話も
しなければならないことになります。

これからも
妻に負担をかけてしまうと予想がつきます。

その為、長男の方は、父の残してくれた財産は、
自分の家族の為に必要になると思うでしょう。

そして、今まで妻が面倒を見てくれた、
そんな妻にも申し訳ない
という気持ちもあって、
父親の遺産は、
自分が取得しなければならないと考えると思います。

 

それなのに・・・

妹はぜんぜん面倒も見ていなかったくせに・・・

いまさら
「自分にも権利がある。父親の財産をよこせ!」
と言ってくる妹に
腹立たしさも出てきてしまうのでしょう。

 

 

相続争いの原因:不公平感

兄は、妹は父親から
「嫁に行く時、結婚資金を出してもらっていた」
「新居の為に頭金を出してもらっていた」
それで妹の財産のもらい分は
すでに渡していたはずだ。

しかし、妹の方にも主張があります。
「兄は、親の家に住んでいたから、
住宅を買わないで済んだ」とか、
父親の年金の一部を生活費に充てていた」
ということも妹から言われると、
言われた兄は、嫌な気持ちになるでしょう。

 

こんな感じでそれぞれが、不公平感を持っていると、
遺産分割でもめることがあります。

不景気になって、仕事がない、生活費が足りない、
お金が足りないことになりそうだと思うと
少しでもお金が欲しくなると思います。

そんな時に相続があって、
遺産をもらえる権利があるとわかったら、
どうしても
その権利を主張してしまうものだと思います。

そんな身内での、もめごとは避けたいです。

親が、それぞれの子供に対する
育て方や思っていることを
兄弟姉妹に説明してくれれば、
また違ってくるかもしれません。

兄弟姉妹がもめることは、
親の説明が足りないことが
原因の場合もあるかもしれません。

 

 

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