飲食店や縫製会社の廃業の原因:仕入先や下請外注の高齢化や廃業の為

縫製工場も、
下請け外注先の経営者が
高齢になり廃業してきているので、
もうすぐ仕事ができなくなるかもしれません。

ミシンの写真

 

工場の廃業の理由:仕入れ先や外注の廃業

工場をやっていた経営者の廃業の理由
仕入れ先の会社が辞めたとか、
外注を頼んでいた人高齢になり、
仕事ができなくなったことが理由

自分の事業も
廃業せざるを得なくなる
場合もあります。

 

今の栃木県や群馬県の経営者の中には
こんなことで廃業をした人もいます。

 

例えば、飲食店をやっていた年配の経営者の方で、
近所の青果店(田舎のスーパー)で
食材を買っていたのですが、

そのお店が 高齢になり辞めた場合
や、
食材を買っていた工場
高齢により、作業ができなくなって辞めたので

自分のお店でも 品物が作れなくなってしまい
廃業することがあります。

高齢になったある食堂は、
青果店の廃業により
野菜などが仕入れられなくなった、
麺を作っていた工場も廃業したので
生ソバなどが買えなくなった。

それでは、うちも廃業だということもあります。

 

田舎では、一般的なスーパーが
近くにない地域もあります。

食材業者が、
田舎だと届けてくれない場合もあります。

その他、物価が上がり続けているので
材料代が高くなってしまったことも
廃業の原因になります。

 

飲食店や、食品製造工場などの経営者が
高齢の場合これらのことがきっかけで
廃業することもあります。

 

 

食材の変化により味が変わったり、
材料代の高騰により値上げした場合、
客離れが起り、
売れなくなってしまう場合もあります。

 

事業は、
その仕入れ先や、外注先変化によって、
自分の商売も影響を受けます

個人業者が高齢になった時に、
経営状況の変化に対応できない場合があります。

 

 

仕入れ先や、外注先の 高齢による廃業が原因

縫製会社も、
工程ごとに外注さんがあって
いくつかの外注さんと、
縫製会社が、連携して製品を作っています

しかし、その外注さんたちが高齢になり
縫製会社も仕事ができなくなってきています。

縫製会社も、ミシン職人の育成ができませんでした。

ミシン修理店も、縫製会社の売上減少により、
もう なくなってしまったようです。

 

バブル後に、大手の洋服メーカーは
中国などに生産の依頼をしてしまったので
日本の下請け縫製業は、
どんどん廃業せざるを得なくなってきました。

 

それでも何とかやってきた縫製会社でも、
こんどは
従業員や、外注職人の高齢による廃業が起きています。

 

機械の修理店が廃業したことが 原因で辞める

小さな縫製会社では、
古い工業ミシンを使って
製造しているところもあります。

 

古いミシン

 

その古い工業ミシンが壊れた時に、
修理できる部品がありません

今のミシンは
コンピューター制御の良い機械でしょうが
そんなものを買ってまで、
仕事を続ける業者はいません。

 

古いミシンが壊れた時に、
修理をしてくれるミシンの修理屋さんもいません。

縫製会社の売上の減少や、廃業と、
修理屋の店主の高齢により、廃業していて
ミシンを直してくれる人がいないのです。

 

こんな古い機械の問題
縫製会社だけでなく、
20年30年と
何らかの製造業をやりつづけていた工場
起きています。

 

この機械が壊れたら 廃業するしかないな

俺が先に壊れるか機械が先に壊れるか 
どっちかでも、壊れたら もう終わりだよ

 

そんなことを言う 経営者も 少なくありません。

 

 

少子化も廃業の原因

時計とカップ

そして、少子化により 学生服も売れません

時々、学校の制服や、体操着ジャンパーなども
デザインが変わってしまうのです

それでは、在庫を抱えるわけにはいきません。

 

一度にたくさん作ってもらっても
デザインが変わってしまったら
廃棄するしかないのです。

 

学校の制服などが変わってしまい
古くなった以前のデザインの制服など
誰が買うと言うのでしょうか。

それでは、
作った在庫が 無駄になってしまいます。

これも問題です。

 

ですから繊維工場は、
制服を扱う洋品店からの注文も
減ってしまいます

子供が減ったことや、
・学生を確保する為に、
制服のデザインを 頻繁に変えられてしまうことにより

制服の洋品店も、縫製会社も、
その下請けの業者も、材料屋も、機械屋も
みんななくなってしまうような気がします。

 

 

こんなことばかりでは、
縫製会社も日本からなくなってしまうんじゃないか
と思ってしまいます。

 

一業種全体の高齢による廃業も、起きています。

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廃業を考える時
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