季節の変化と 販売商品の変化
季節が変わると お店で売られているものが
変わります。
販売店などの経営者は
季節の変化に合わせて商品を変えています。
季節に応じて、人の着ている服だって、
半そで、長そでに変わります。
夏には 売っていなかったジャンパーも、
秋になれば、売り出されるようになります。
季節の変化を見て、自分の商売を変化させ、
儲けに結びつけている経営者はいます。
人の動きに変化が 起こった時に、
自分の事業も変化させ、
それがうまく合えば儲かります
昔のうちの近所の食堂は、
夏になると冷やし中華を出していました。
夏の暑い時期は、熱いラーメンでなくて、
冷めたラーメンを 食べたくなる人が増える
と考えて
冷やし中華を出したのだと思います。
季節が変わった時に、その季節の変化によって、
人が求めるものが変わります。
そういう 季節のサイクルに合わせて
商売をしている事業者もいます。
夏になったのに、
セーターやジャンパーしか売っていなければ
売上は上がりません。
知らず知らずに、
そんなことをしている経営者がいるかもしれません。
自分の事業の 売上が 上がらない原因に、
こんなことがあるかどうかを 考えてみるといいです。
電気屋さんも、夏用家電、冬用家電と
季節に応じて、
お店においてある製品を変えています。
そして、季節に変わりなく求められる家電も
置いてあります。
いつでも お客さんが欲しがる製品を
売るようにしています。
しかし、季節の変化のようなに
分かり切った環境の変化には対応できますが
気づかない環境の変化や、
お客さんの購買心の変化がわからないと
商売がうまくいかないかもしれません。
商売の上手な人は、
そういう環境の変化への対応ができるのかもしれません。
お客さんが欲しがる商品を売る
何年か前に、
知合いの会計事務員の担当していた洋品店さんが
廃業しました。
その時に、その知人が
売れ残った服をいただきました。
そして、その売れ残った服を
大きなビニールの袋いっぱいに入れて
うちに来たことがありました。
それは新品の女性物のシャツやセーターでしたが、
ちょうどその時に、
うちに近所のおばさん連中が来ていました。
おばさん達は、その服を取り出して
意見を言っていました。
「随分昔のだね、これは、
私でもよそにきて出かけられないよ」
「今どき、こんなデザインのシャツじゃ、
ちょっと着られないなあ」
「でも掃除の時だったら、着られるんじゃない?」
デザインが昔過ぎる、
生地の感覚もフルっぽくて、
普段着としても着たくない、
という感じのことを おばさん達は言っていました。
「生地がいいから、よかったら来てください。
家族や知合いの方にも上げてください」
と言ってくれたそうですが、
おばさん達の評判は よくありませんでした。
こんな商品ばかり売っていても、
売れるわけがないなあ という感じです。
きっとこれらの洋服は、
昔のもので、相当以前に
売れ残ってしまったもの だとは思いますが、
店主は、いつか売れると思って
持っていたのかもしれません。
店においていれば、
いつか売れるだろうと思っていたのでしょう。
でも、誰も欲しがらないような商品を、
どうどうと出していたのでは、
「こんなものしか売っていないお店」
と評価されてしまうと思います。
それではお客さんは、来なくなってしまうでしょう。
売れないような商品を、
お金を出して買ってしまう経営者では
いけません。
それをお客さんが 全然来なくなってから、
気づくようでは遅すぎます。
商売は、人々の色々な変化に対応して
経営しないといけないようです。
言うのは簡単ですけど。
でも、それがうまくいくと商売は楽しいのでしょう。
ほんと商売は楽しいことになりそうです!
季節の変化に応じて、
売りものを用意する、
売り方を変える販売方法も いいようです。