簿記3級、危険物などの資格
資格は、その資格に関係する仕事をしなければ、
何の役にもたたないと思う人もいるでしょう。
でも、私は、簿記3級は、
経理事務員をやるつもりはなくても
簿記に関心があったら 取った方がいいと思っています。
簿記3級は、取る意味がきちんとあると思います。
簿記3級に限らず、危険物の乙種でも、
フォーリフトでも、習字検定でも
資格や検定を取る気があるのなら、
受けた方がいいと思います。
簿記3級を持っている人に聞いてみると、
「簿記なんか持っていたって、
事務の仕事をしなければ なんの役に立たない」
と言う人もいるかもしれません。
また、持っていない人でも、
「簡単な資格なんかとっても無駄。
誰だって持っている資格を取ったところで、
何の役にも立たないよ 」
と、私は偉い大人に聞いた時こう言われました。
「誰でも取れる資格では、それかける時間がもったいない」
と言う人もいます。
そういう人は、
資格や検定の活かし方を知らないのかもしれません。
仕事に活かそうと思えば活かせると思います。
私は若い頃に仕事探しで相当悩みました。
私は、普通高校をやっと出ただけで、
何の専門知識もありませんでした。
仕事探しは本当に苦労しました。
さらにやりたい仕事も決まっていないので、
仕事探しは大変でした。
何のとりえもない私を、
入れてくれる会社ありませんでした。
「何か自分にも、他の人より、
できることがあれば、
専門的な知識が少しでもあれば、
雇ってもらえるかもしれない」
友人たちの就職活動を見て、そう思いました。
友達には、英検でも、そろばんでも、スポーツでも、
人よりもできる特技があると
履歴書にそれを書いていました。
でも私には、何もないのです。
私は、履歴書になにも書けません。・・・
大学出た友人は、専門に学んだことがあります。
工業高校の友達も、工業の専門科目があります。
普通科卒の私には、何もない・・・
意味のない検定や資格ってあるの?
事務の仕事につかなければ、簿記は意味がない
と思っている人もいるかもしれません。
でも、そんなことはないと思います。
就職の時に、簿記3級を持っていれば履歴書に書けます。
履歴書に書けることがあるだけでも、
有効利用したことになると思います。
たとえ危険物の乙でも持っていれば、
化学薬品のことを知っているのか
フォークリフトの免許を持っているだけで、
その仕事に就かなくても、
フォークリフトの操縦できて
他の人とは違う価値を持っていることになります。
簿記に限らず、専門的な知識には、
活かし方次第で、
趣味でも、仕事にでも、活かせることができると思います。
価値があることだと思います。
趣味で、編み物ができる、
絵が描けるというだけでも、
それができない人に比べれば、
すごいことだと思います。
私はそう思います。
その人が他の人とは違った知識があることを、
意味がないとか、無駄とか思いません。
簿記3級は、3か月くらいかけないととれません。
頑張らないと学べない検定です。
簿記3級の検定をもっていれば、
それだけ頑張った人だ ということを証明できます。
仕事に活かす
事務職で、就職するつもりがなくてもどこかの
別に簿記3級でなくてもいい、
もっと簡単な資格や検定でもいい
なにもない自分から、
これができるという自分に値上げすべきです。
英語検定でも、絵や料理などの習い事でも、
自分はこれができるというものを持っていると
人生は開けると思います。
なんてことはありません。
使い方次第で、
仕事にも生活にも活かせると思います。
仕事に直接に役立ちそうもないことでも、
利用方法によっては役立つと思います。
何かの学問や知識を得たい、
芸術やスポーツなどを覚えたいと思ったら
人の意見などに左右されないで、学ぶといいと思います。
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「簿記3級は意味がない?:簿記の活かし方と仕事」
本を買っていただいた方で、
簿記3級について、
なにか質問がありましたら、
問合せ より質問してください。
簿記3級は意味がない
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≫13 起業するつもりの人:会社の経営に役立つ
◆会社経営や個人業をやるなら簿記の知識が必要
将来、会社を経営するつもりなら、簿記検定を受けなくてもいいですから、簿記の学習をするといいです。簿記の学習は、経営を学ぶことにもなります。損益計算の事、資産や負債の事を学ぶこと、お金の記録も重要な仕事になります。
会社を経営する場合や個人業をやるつもりなら、簿記や会計の知識は絶対に必要です。
会社を営む為には、財務諸表が読めなければいけません。
会社を経営すると、毎月の仕入代、外注費代、給与、電気代などがいくら掛かるとか、売上はどのくらい必要なのかという利益計算が必要になります。
どのくらい儲かっているかがわからなければ自分の給与も払えません。
また機械や備品等を買う場合や、従業員を新たに雇う場合にもお金が掛かりますから、
それらの計算もしなければなりません。
資金が足りない時、銀行にお金を借りに行きますが、
銀行員から自分の会社の収入や出費のことを聞かれたり、
会社の資産や負債のことも聞かれます。
自分の会社のお金のことが答えられないといけません。
税金の計算も、納税もしなければならないのです。
返済したり、税金を支払ったり、消費税のことも、代金の回収や外注先に対する支払いのことも計算し考えなければならないのです。
そういう経理に係る専門的なことが分からない経営者も多いので、
ほとんどの会社が会計事務所を頼んでいます。
会計事務所に補助してもらえますが、結果的に経営者が借入金の金額を決めたり、
返済額を決めたりしますので、経営者には、会計知識はある程度は必要です。
◆会社が記録する会計帳簿
経営者は、毎日の現金取引なども記録しなければなりません。
商法でも税法でも、会計帳簿の作成と保存が定められています。
会計帳簿を書かなければならない決まりがあるのです。
ほとんどの経営者が簿記の知識がなくても何らかの方法で帳簿を作成していますので、
ある程度は誰でも会計帳簿は書けます。
しかし、財務諸表全体を理解しながら帳簿を作成する人と
わけもわからず書いている人とでは、経営の意識が違ってきます。
また、経理がわかって帳簿を付けていることは、財務諸表を見ても楽しいのではないでしょうか?
帳簿付けしたり、財務諸表を見たりしていると色々なアイデアがわくかもしれません。
「仕訳」「転記」と聞いて拒絶してしまう経営者は多いですが
簿記3級を持っていると、仕訳の意味も分かり、集計の意味も利益の意味も分かってきます。
長く会社をやっていられるような人は、簿記の知識がある人もいます。
会社には、貸借対照表と損益計算書は絶対に必要です。
税務申告でも使うし、金融機関からの借入の際にも決算書が必要です。
簿記検定を持ってなくても、簿記の学習をしたことがあれば、数字が読める経営ができるようになると思います。簿記の勉強をしてこなかった社長でも、経営者になってから学んでいる人もいると思います。