2019年10月の台風と一人暮らしの危険
台風の洪水で、家に泥水が入り込んだ時、
一人暮らしの人は大変だと思います。
災害に対することを、何から何まで
一人でやらなければならないのは
とても大変なことです。
色々な心配があります。
・避難しようか、
・どうしようか?
・避難場所はどこか?
そんな命にかかわることも、
相談相手がいないので、一人で考えなければなりません。
この台風(2019年10月)の
洪水が夜でしたから、
停電になった時、
自分の状況を把握することもできないので、
かなり危険な状態になってしまいました。
懐中電灯の準備は絶対に必要です。
災害にあった時、一人暮らしは、
全部ひとりで考え行動しなければなりません。
とても不安で、大変なことだと思いました。
頼れる人はいない
友人も助けに行きたくても、
事情により助けに行けない場合もあります。
親子や 兄弟姉妹間でないと、
助け合うこともできないかもしれません。
そんな時には、
お隣、ご近所の人と 助け合うことになると思います。
洪水した場合には、
災害にあってない地域から即向かうことはできません。
この2019年10月の台風でも、
洪水の地域に行きたくても
道路が通行止めになっていけない状況でした。
その為、一人暮らしをしている人は、近所の方と
助け合う必要があります。
無事な所にいる誰かに、救助を求めても、
すぐには行けなかったのではないでしょうか?
助けを呼ぶことだって、
一人暮らしをしている場合には、
・誰に助けを求めてよいのか?
・非難すべきかどうか?
・そんな相談も、誰にしたらよいのでしょうか?
遠く離れたところにでも、家族がいればいいですが、
家族や、兄弟がいない人はどうすればいいのでしょう?
遠くの場所でも家族がいればいいですが、
家族も兄弟もいない場合には、
どうしたらいいのでしょうか?
友人か、市役所か、消防署か?
そんなことも一人で決めなければなりません。
人とかかわることが上手くない一人暮らしの人は、
自然災害の時 どうしたらいいのでしょうか?
近所の人と助け合う
災害の時には、うまくご近所とコミュニケーションをとって
助けてもらう、助けるべきだと思います。
普段話さない近所の人でも、
思い切って「大丈夫ですか?」と声をかければ
コミュニケーションをとることができます。
こんな時でも、
いやな顔をする人も、無視する人もいるかもしれませんが、
そんな人は「相手にしない」と思えばいいです。
私も人付き合いが上手な方でないのですが、
今回の水害の時には、
思い切って「お世話になります」と言って
話しかけて、お互いの家の泥を除去しあい、
水害情報の交換などもすることができました。
高齢者の一人暮らしと泥の道
私の母は一人暮らしですから、
この台風による水害で
近所の人に助けてくれる人がいて助かりました。
80歳を過ぎた人には、もっと苦しい筈です。
食べ物も、一人では買いに行けないし、
泥まみれの道を歩くことは困難です。
80代の母は、長靴が泥に入り込んで、
抜けなくなってしまうことも起こりました。
そんな時に近所の50代の男性に、
おんぶしてもらって助けてもらったそうです。
また、高齢者の方で、
履きなれない長靴や、泥水で道が滑るため、
転んでしまう人も出ています。
こんな時に怪我でもしたら大変なことになります。
救急車も来てくれないでしょう。
高齢者だけでなく、
洪水地域の人全般に、歩き方に注意しなければなりません。
大雪の時に転倒のことをいいますが、
水害の時にも泥や水で滑って転ぶこともあります。
高齢者の生活、泥で通行止め
近所で普段買い物しているスーパーも
洪水で休みになります。
気軽に水や食料を、買いに行くことができません。
水害で自家用車は動かないと思いますが、
もし誰かに借りて、車で移動しようとしても、
道路は通行止めになっているところも多いので
思うように移動できません。
道は土砂、水や泥、故障した車で
身動きが取れないのです。
そんな状態なのに、
一人暮らしの人や 高齢者夫婦だけの世帯は
もっと大変だと思います。
高齢者の一人暮らしも多いので、
そんな場合にはどうしたらいいでしょうか?
近所に知人がいない一人暮らしの高齢者の方は、
災害の時、本当に困ると思います。
佐野市 秋山川 海陸橋 付近の様子