高齢になった洋品店の経営者:年金で足りない分だけ稼げればいい

客が来なくなった洋品店

個人の服屋さんは、なくなってきました
私の知り合いの個人の洋品店も
ほとんどやっていません。

昔は、栃木県でも、群馬県でも
個人の洋品店(洋服屋さん)は、たくさんありました。
男性向け、女性向け、若い男性向け、若い女性向けなど、
客層に応じて個性的な個人の洋服屋さんが
たくさんあったのです。

 

それがいつの間にか、
あっという間になくなってしまいました。

商店街がなくなったと同時に、
個人の洋服屋さんは、なくなってしまった気もします。

 

私も経理を任せてもらえていた洋服屋さんは
いくつかありました。
店主達は、生活費は取れていたし、所得税も払い、
従業員を雇っている店だってあったのです。
それが、いつの間にかなくなってしまいました。

 

多くの洋品店は、売上が下降し始めると、
毎年毎年下がっていき
決算書を作成する時にも
利益が出なくなって行きました。

そして、流行遅れの在庫も増えてしまいました。

 

大型のファッションセンターに

 

ショッピングセンターで、個人のお店はなくなった

今では、個人の洋服屋さんは
見かけなくなってしまいました。

どうして、個人の洋服屋さんは
なくなってしまったのか?と考えると、

やっぱりショッピングセンターができた為でしょうか?
それに、大型のファッションセンターもできましたから、
そこで多くの人が買い求めることになったと思います。

大きなお店は商品がたくさんあり、
流行の服もたくさん売っていますから
消費者としては、
個人の小さいお店で買うよりもいい買い物ができます。

 

ショッピングセンターなどの
大きな商業施設での買い物は
魅力的なのかもしれません。

個人のお店は
もう勝負できない時代なのでしょうか?

 

自分の商売が、
世の中から必要とされなくなった と思った時に
商売を 廃業しようと思う ようになります。

 

客が来なくなったということは、
多くの人たちから、
「もうあなたのお店はいらない」
と判断をされたことになるのでしょうか?

 

事業を辞める個人事業者の方は、
儲けが出せず、
必要とされないと感じたのかもしれません。
みんな商売を辞めてしまいました。

 

 

高齢の客に合わせた物を売る洋品店

ある婦人服を扱っていた洋品店の経営者は、
流行の服を販売することはしなくなりました。

客が来なくなったので、
流行の服を売っても誰も買ってくれません。

顧客数が激減してしまっていますが、
高齢になった常連のお客さんが付いています。

その常連の客の年齢に応じた
日常着るのシャツや、下着などを
主に売ることになりました。

流行の服などは
高齢になった人達はあまり着ないし、
買うとしても高齢のお客さんも
やはりショッピングセンターや、
大型のファッションセンターで買うようです。

 

しかし、定番の服や、
流行にとらわれない日常着るものなら、
買ってもらえるようで
それが販売の主流になっています。

それに店のある場所も良いところなので
まだ商売がやっていけるようです。

販売数も少なくこれでは、
儲かっているとは言えませんが
生活の足しにはなっているのです。

 

その店でしか買えない物なら

個人の洋品店の経営は、とても難しいようですが、
やっていけている洋品店には
やっていける理由があるような気がします。

そこの店でしか買えない物を売ることは
重要なことです。

指定の学生服や、体操着などの
特殊な商品を扱う洋服屋さんは、
売上が下がったと言っても
他では買えませんからまだやっていけます

 

刺しゅうのサービスをやっている
服屋さんもあります。

スポーツクラブの人達の為に
チーム名や団体名の刺しゅうをしたり、
オリジナルプリントの
Tシャツの販売をしたりしている服屋さんも
あります。

 

販売店は、店主の商品センスも大変重要で、
売れるものを仕入れることができれば、
商売をやって行ける筈です。それが難しいのですけど。

 

 

年金で足りない分だけ

 

高齢になった経営者:年金で足りない分だけでも

さらに高齢になり年金をもらえる年齢になれば、
年金では足りない分の額だけ稼げればいい のです

毎月の国民年金の5万円に、
10万円でも事業で稼げれば
何とか生活はしていけます。

 

これから色々お金がかかってくる若い世代や、
子育て世代の経営者だと
生活していけない利益でも、

他に収入がある人や、
年金をもらえる人の場合には、
十分に経営する意味があります。

 

少しの売上でも、わずかな利益でも
やっていける人と、やっていけない人がいます。

年金をもらえる歳になるまで経営していければ、
少しの利益しか出せない事業でも
大助かりになります。

 

 

スポンサーリンク
廃業を考える時廃業後の生活のこと
error: Content is protected !!