定年退職した夫と ずっと一緒にいるのは辛い
会社員の夫が 定年退職した場合、
奥さんが、毎日夫と2人でいることを
とても嫌がることがあります。
「もう、嫌になっちゃう。毎日毎日朝から晩まで夫と一緒!
好きなテレビも見られないし、
夫と、毎日一日中 ずっと一緒にいるなんて
耐えられない」
こんなことを、奥さん達に聞かされたことがあります。
夫が口うるさいとか、
あれしろ、これしろと
朝から晩までずっと命令されるとかで
嫌になるそうです。
また、無口な夫でも、困りもので
「話かけても「うんも、すん」も言わない」
「邪魔臭くて、もうーいや」
と言う奥さんもいます。
今まで家にいなかった夫に
ずっと家にいられることが
うっとうしいと感じる奥さんもいます。
「言っちゃあ、いけないけど、
歳取った男ってじゃまよねぇ」
「お金を使わなければいいんだけど、
お金使われると嫌でしょ」
「だからと言って、
じっとしてろって言っても、そうはいかないしね」
「ずっと散歩だけしてくれているといいんだけど」
「会社に行っている方が、うんといいわよ 」
定年退職した夫の中には、
こんなことを奥さんに言われている人もいます。
仕事をしてない夫は、
妻から嫌らがれたり、
邪魔にされたりするのかもしれない
と思いました。
赤字でも やっていた方が
事業をやっている人は、趣味や好きなことが、
自分のやっている事業の場合も 少なくありません。
事業を辞めるということは、
好きなことも、目標も、生きがいも
なくなってしまうことになるかもしれません。
自分の事業が、
毎日の目標や、生きがいになりますから、
場合によっては、
少しくらいの赤字だったら、事業をやっている方が
楽しいかもしれません。
ある飲食店は、
事業が、毎月数万円の赤字になります。
自分の生活費も取れないで、
これではやっていてもお金が減るだけです。
この際、歳だし、出費の方が多いので
事業を辞めてしまいました。
その店主は、事業を辞めたので、
毎日やることがなく、
ゴルフ場に通ったり、観光地に出かけたり、
スポーツジムに通ったりするようになりました。
その為、
お金が、もっと出ることになってしまったのです。
これではお店をやっていた方が、
お金がかからなかったという場合もあります。
何をやっても満たされないので
色々なことを試してみたくなるかもしれません。
また、事業をやっていると、
事業用の物にかかる費用や、
固定資産税も必要経費に算入できますから、
赤字でも、
これらの費用を経費に入れて赤字なら、
事業をやっていても、良い場合もあるかもしれません。
赤字で廃業する場合にも、
良く計算してから廃業を決めるといいです。
遊んでばかりいても飽きる
会社員の人も、定年退職してしばらく経つと、
毎日遊んでばかりいることに
飽きてくる人もいます。
趣味や遊びばかりやっていても、
あきてきて、仕事がしたくなる人や
社会に出たくなってくる人もいます。
恩給や厚生年金で、
お金に困らない定年退職者の中に
不動産業や行政書士や、
飲食店や解体業などの建設業、軽貨物の仕事などの
自営業を始める人もいます。
また、どこかの会社をさがして
アルバイトを始める退職者の人も多いです。
公園の掃除や、スーパーの雑用の仕事をやる
元サラリーマンの方にあったこともあります。
社会に出て経済活動をしていないと、
何のために生きているのか
分からなくなってしまうかもしれません。
趣味に熱中したり、教養を高めようとする老人
時間をつぶすだけの老人になる人
トレーニングジムに行ったり
絵や楽器、写真教室などの習い事に行く人もいます。
定年退職した後に、
体を鍛えたり、
教養を高めたりして、
仕事以外の事で向上を目指す人もいます。
昼間にスポーツジムや、習いもの教室に行くと
60代の人達が驚くほどたくさんいます。
でもそれは、厚生年金や共済年金がもらえる
サラリーマンや公務員だった人達です。
国民年金の人には そんな贅沢はできません。
高いキャンピングカーを買って、
妻と好きな所に寝泊まりする人もいるようです.
温泉巡りをする人も、
各地の観光地巡りをしている人もたくさんいます。
高級自転車を買って楽しみたい人もいるようです。
しかし、それは、みんなお金がかかります。
退職金もない恩給ももらえない、
国民年金の人には夢のような話です。
仕事がしたくなる自営業者
結局、自営業者の人は、廃業してしまうと
お金がかかる遊びはできません。
何をするのにもお金が必要です。
高齢になった個人事業主には
月4、5万円程度の国民年金しか入って来ないのです。
そのわずかなお金で 遊びたいといっても
無理です。
それに経営者は仕事が
趣味や、楽しみであるような人が多いので、
廃業し、趣味や楽しみを辞めてしまっては
何もすることがなくなってしまいます。
自営業者に取って、事業は仕事でも義務でもなく、
自分がやりたいことなのかもしれません。
ちょっとくらいの赤字なら、
廃業せずに続けていてもいいような気がします。
辞める前に色々なことを考え、
廃業した後、なにをして生きていけばいいのか
お金はどうするのかを
きちんと考えておくべきです。
国民年金では足りない分を
稼ぐために事業を続けると考えてもいいです。
また、
自分の好きな仕事をやって、
お金を使った方が楽しくていいと
自営業者なら思うかもしれません。
自営業者は、
高齢になって仕事ができなくなっても、
事業を完全に廃業しない方が良い場合もあります。
時々、依頼が来ることがあるかもしれないし、
誰かから、「これ、ちょっとやってくれない?」
と頼まれることもあります。
完全廃業しない限り、無職ではありません。
いつでも好きな仕事をやって、
お金を稼ぐことができます。
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