経営者の息子は 他の会社のサラリーマン
経営者の方には、息子さんがいるのですが、
息子さんは、他の会社のサラリーマンをやっているので
後を継がないと思っている場合があります。
昔は、父親の事業や会社は、
その家の長男が継ぐものでしたが、
長男が 親の事業を継がない場合もよくあります。
今の時代は個人企業は、
いつ仕事がなくなって
廃業することになるかも分かりません。
また、時代の流れが早いので、
今良いと言われている商売でも、
何らかの変化で、
いつ仕事がなくなってしまうかもわからない時代です。
そんな不安な時代に、
経営者の子供が、親の会社は継がず、
他の仕事をやりたいと言ったら、
子供の意志を優先し、
子供の好きな仕事をさせる家庭が多いようです。
そういう理由もあり、
後継者がいない事業所は多く、
経営者が高齢になり
仕事ができなくなると
廃業するところが増えてきました。
顧客もいて、
利益も出るような会社でも、
跡取りの子供や、後継者がいないので
廃業する場合も少なくないようです。
しかし、経営者は、子供がいるのなら、
もう少し頑張ってもいいかもしれません。
息子が、定年退職した後に継ぐ
今の経営者の方には、80歳位の人もいます。
80代でも現役で社長をやっている人はいます。
その方達にも子供がいるのですが、
子供が、他の会社に勤めているので
跡取りがいないと思っている場合があります。
その為、父親である経営者は、
もう少し高齢になって仕事ができなくなったら
廃業をするつもりでいます。
息子さんも、定年退職になる歳になります。
息子さんは、60歳になって定年退職になり
勤務している会社で、再就職をしなければ、
父親の会社を継ぐことができます。
息子さんは、60歳から
父親の会社の跡取り として、
父親の会社で仕事をすることができます。
厚生年金でも、
今後期待できなくなっています。
年金だけでは、豊かな60代以降の人生が
過ごせないかもしれないので、
働く必要があるかもしれません。
息子さんが
他の会社の会社員をやっている経営者の方でも、
息子さんが定年退職するまで
経営を続けるといいかもしれません。
息子が定年退職して 農業を継ぐ場合
農民の家の場合にも、
息子さんが、サラリーマンをやっていて
農業を継がない場合は多いです。
農業は、高齢になってもできる仕事ですので、
70代80代でも農業をやっている人はいます。
会社員だった息子さんが 定年退職して、
親の農業を手伝うこともあります。
また、会社員をやっていて
転勤命令や、配置換えで勤めが嫌になり
会社員を辞めて、
親のやっている農業を手伝い、
やがて農業の跡取りになる場合もあります。
しかし、農業の場合には
父親が、息子さんに給与を払わない場合があるので、
息子さんが農業をすることが嫌になり、
また勤めに行ってしまう場合がありますから、
給与はきちんと支払うべきです。
農業の場合でも、
会社員と同じように給与を払わなければ、
息子さんが自立できません。
息子が定年退職するまで事業をやり続ける
農業に限らず、普通のお店でも、工場でも
経営者の子供が 他で会社員をやり
後を継がないと思っている経営者はいます。
そんな場合でも、
息子さんが、勤めを辞めて
親の事業を継ぐこともあります。
「息子は、他の会社のサラリーマンだから、
自分の会社の後を継がない」、
「自分には後継者がいないから老いたら廃業だ」
とあきらめないで
できるだけ長く自分の仕事をしていると、
状況が変わってくる場合があります。
売上があり、利益を出し続ける会社や、
技術が認められている仕事をやっている人で、
子供がいるのに、子供が継がず、
自分の代で廃業してしまうのは
もったいないと思います。
どんなに高齢になっても、
自営業者は働き続けなければなりません。
一生懸命に仕事をし続けていれば、
状況は変わってきます。
諦めないでください。