突然 閉店するのは 辞めて
スーパーなどが,閉店する時に入り口に、
「長らくお世話になりありがとうございました。
当店は○月○日をもって閉店させていただきます」
という閉店の告知をします。
「ええ、辞めちゃうの!どうしよう」
とびっくりします。
「買い物にこまるなあ」「さびしいなあ」
と一般消費者は思います。
事前に、閉店までの期間を教えてもらえると、
「後何日かで、このお店がなくなっちゃうのか」
と心の準備ができます。
でも、突然辞めてしまう小売店や飲食店もあります。
そのお店を利用していなくても、
そのお店がなくなっても困らない場合でも
近所のお店が急になくなると、
びっくりします。
そして寂しい気持ちにもなります。
お店や会社は、
地域の人達に何らかの影響を与えています。
一つの事業所が廃業するということは、
誰かしらに影響があると思います。
仕事をもらっている人、
仕事を依頼している人達にとっては
生活がかかっているので、困る人も出てきます。
事業所の廃業は、
経営者一人の問題ではないかもしれません。
そのことも、廃業する時には
覚えておく必要があります。
閉店する場合には、廃業の予告はするべき
廃業する場合には、
「○月○日に閉店します」と
ある程度の期間を置いて
関係者に告知しなければならないと思います。
・従業員が、再就職をするのにも時間がかかります。
・取引先にも、迷惑をかけてしまうことになります。
・貸店舗で事業をやっている場合にも、
何か月か前に、廃業することを継げなければなりません。
事業を辞めるということは、
多くの人に迷惑がかかる場合もあるので、
事業の関係者の為に、廃業の理由を告げ、説明し
廃業日まで、ある程度の期間を取る必要があります。
不動産会社の突然の廃業は、従業員にも迷惑
賃貸住宅の仲介業の不動産会社が
急に廃業して、
そこの従業員業に 相談を受けたことがあります。
突如経営者から、
「今月で廃業する」と言われたそうです。
理由も教えてもらえずに
いきなり廃業と言われたというのです、
その従業員達は
急に廃業を告げられて慌てるし、
どうしたらいいのか困りました。
従業員は、女性社員が5、6人で、
それぞれが、何人かの大家さんを受け持っていたそうです。
各人が、担当した大家さんの
アパートの入居や、退居の管理も任されていたそうです。
大家さんにも、入居者にも、
廃業する為に、管理業務を終了することを
早急に告げなければなりません。
慌てて、大家さんと
自分が斡旋した入居者に連絡し、
会社が解散することをつげ、
その後の事は、後日連絡すると告げたそうです。
それである従業員が
担当していた大家さんの所に相談に行ったのですが、
その大家さんは私の知り合いだったので
私は、その大家さんに呼ばれ、その事を聞きました。
仕事関係者に迷惑をかけないようにする
理由も聞かされずに、
突如の廃業で解雇となることは、
会社が、多額の負債の支払いが
できなくなった時にありますが、
この不動産会社は
金銭の不払いもなく、取引先とのトラブルもないのに
急に社長が辞めると言い出したようです。
社長は、退職金の代わりに、
「今担当しているアパートを持って、(↓説明)
他の不動産屋に就職してくれ」
と一方的に言うだけだったとい言います。
(説明)
担当者が、大家さんに許可を受け、
自分が再就職した不動産屋で、
今と同じように
仲介業務とアパートの管理をやらせてもらうこと。
そうすれば、雇ってもらえるだろうし、
仲介手数料や管理収入が入るので、
歩合給がもらえるだろうということです。
従業員達は、突如の解雇で、
不満でしたが社長ともめたくないので、
なにも言い返さなかったようです。
急なことなので、驚いて 何も言えなかったし、
考えられなかったようです。
それよりも、大家さんや、入居者のことをどうしたらいいのか、
それが気になって仕方がないようです。
突然廃業された会社の 従業員の再就職
従業員達は、社長の言うとおり、
管理を受け持っているアパートを持って、
他の不動産会社に再就職するつもりだそうです。
このように、業務委託している会社が
廃業する場合には、
従業員の雇用のことも問題になりますが、
管理を受け持っているお客さんにも
迷惑をかけてしまうので、
引き継のことも考えて、廃業しなければなりません。
急に辞めてしまうことは
多くの人に迷惑がかかるので、
廃業する場合には、
仕事関係者に事前に相談し、
仕事関係者のことも考えて、
猶予期間をもって、廃業する必要があると思います。