人手不足で廃業だ、従業員がいないので承継しても無理
人手不足による廃業も多くなったと聞きます。
また、事業を承継しても
働いてくれる社員が集まらないので
経営を続けることは難しいから継げない
と思う人もいるでしょう。
そんなことで経営者は、
「廃業するしかない!」
と考えてしまう場合もあるようです。
人の雇い方を変えたり、
労働時間の分割等を考えてみれば
どうにかなるかもしれません。
昔、知人の工場経営者が
従業員がいなくて困っていた時がありました。
それを聞いたので、私は、誰かに相談したところ、
「時間が合えば働きたい」
と言っている人が見つかったのです。
それをその工場経営者に伝えました。
「昼の1時から夕方4時位までなら、
知っている人が働けるそうだよ」と言うと
「だめ!そんな短時間じゃ。
朝からずっと働いてくれなければ効率が悪くて」
「それに、そんな少しじゃ仕事が覚えられないよ」
と言っていました。
それから、数年経ってみると、
その工場経営者の言うことが変わりました。
「午前中の3時間だけでもいいから、
働いてくれる人だれかいないかなあ? 」
と言い出すのです。
「前は、そんな短時間じゃだめだって言ってたじゃない」
「そうだっけ?」
「一日いてもらっても、そんなに仕事はないよ。
午前中の3時間だけでいいんだよ」
と言うのです。
変わるものだなあと思いました。
働きたいのに、時間が合わないので働けない
私は、今やっている仕事の他にも、
違う他の仕事もしてみたいと思っています。
ショベルカーを使った仕事もしてみたいし、
フォークリフトの運転の仕事もしたいと思っています。
エアコンの取り付けや、
電気工事の仕事もしたいと思っています。
車のセールスマンも楽しそうだし、
賃貸住宅の仲介業もやりたいと思っています。
しかし、私には会計事務の職業があるので、
他に仕事をする時間が限られてしまいます。
例えば、日曜日は休みにして、
その日にやりたい仕事でアルバイトをしようと思っても、
私がやりたい仕事で、
週に一日だけで雇ってくれる会社が見つかりません。
また、日曜日にバイトで雇ってくれたとしても、
顧客から相談に来てくれと頼まれれば、
そちらを優先しなければならない為、
アルバイトは休まなければならないのです。
そんなことを
バイト先の会社は許してくれないでしょう。
他の仕事をする時間もあるし、やりたいのに
やることができないのです。
私は、電気工事士の資格もあるので、
夏はエアコンの需要が多く働きたいのですが、
毎日することなんかできません。
時間配分をして、雇ってくれれば働きたいです。
しかし、そんな時間配分をして
雇ってくれる電気工事の会社はありません。
働きたい人はたくさんいます。
労働者を探している企業もたくさんあります。
働く人の時間帯を考えてくれれば、
なんとかなる場合もある気がします。
そういう会社は、
自分の都合だけで人を雇うことを考えていて
働く人のことを考えてくれていない気がします。
働く人の立場になって、
労働時間を調整してくれるといい気がします。
労働時間や、相手の生活のことも考えてくれると
働き手は現れるかもしれません。
働きたい高齢者を雇う
65歳以上の年金生活者で、
年金をたくさんもらっていて
お金には困らない人もいるでしょうが、
そんな人でも
働きたいと思っている人はたくさんいます。
能力も、技術も持っている高齢者の方は
たくさんいます。
指導者や相談役としての
能力もある高齢者の方も
たくさんいると思います。
そして、人手が足りないとか、
売上が足りないと思っている企業は
そういう高齢者の人にも
働いてもらうことを考える必要があると思います。
高齢者の方は、一日8時間も働き続けられません。
朝9時から夕方5時までの長時間を働くことは
肉体的に辛いと思います。
通院もあるし、趣味の時間も必要です。
ですから、
午前中の3時間だけ働いてもらう、
午後の3時間だけ働いてもらうというように
労働時間を分割して
高齢者の方を雇うことを考えてみる と
いいかもしれません。
そして多くの労働者がいれば、
「あなたは何曜日の朝の時間帯」
「あなたは、火曜と木曜の午後の夕方の時間帯」
と言うようにわけて
多くの人を雇い、労働時間を配分して
スケジュール管理して行く必要があります。
多くの従業員の労働管理は
小規模企業では、大変ですが、
やってみてもいいと思います。
働きたい人の立場に合わせた雇用:労働管理
コンビニや、病院などの働き方と同じように、
多くの高齢者の方を雇い、
その人ごとに、働く日、働く時間帯を決め、
労働管理して、
働いてもらうことを考えてもいいような気がします。
働きたい人の、仕事ができる時に、
できる時間だけ 働いてもらうようにするといいと思います。
多くの労働者が、細かく労働時間を分けて働くことになると
仕事に支障がでる
と感じている経営者もいますが、
働いてくれる人を見つけることが
難しい時代であると認識すれば、
これは仕方がないことだと思います。
同じ人に、毎日8時間働いてもらった方が
会社は楽ですが、
そういうわけにも行かない時代になってしまったので
仕方がないことです。
不況になった時に、ワークシェアリング
という働き方をする工場がありましたが、
人手不足の場合にも、
同じような働き方をしてもらうといいかもしれません。
高齢者や主婦にも 働きやすい労働方法にする
働きたいのに、働けない人はたくさんいます。
労働する時間が合わないのです。
・毎日できても8時間もできない、
・急にようができて休まなければならないので、
迷惑をかけてしまうから働けない
という人はたくさんいます。
多くの人を登録すれば、休みも自由にできるし、
急に休むことも気兼ねなくできます。
その時間調整ができるような形で働いてもらえれば
労働者不足は、
ある程度解消することができるかもしれません。
働いてくれる人が多くなれば
生産量が増やせるし、
急な依頼を受けることもできます。
ですから何人かの人を雇えば、
売上も上がるかもしれません。
こんなことをすれば、
高齢者や、主婦も、学生も
雇うことができると思います。
スケジュール管理は、面倒ですが
小規模企業の経営者も、
そんな労働方法も考えてみるべきだと思います。