中年会社員は、開業の手続きが辛いかも?
何十年もサラリーマンをやっていた人が
新規にビジネスを始めるのは大変です。
事業を始めるには、
その事業に関する様々な知識や、
事業をやっていく上での知り合いも必要になります。
扱う製品や、サービスの事、仕入れのこと、
原価の事、客層の事などの事業に関する知識や、
それに関連することで
手助けしてくれる人も必要になります。
仕入れ先を見つけることにも、
とまどうかもしれません。
会社員とは、働き方が違ってきますので
覚えることや考えることが増えてきます。
開業資金も必要で、
どこから借りたら良いのかもわかりません。
銀行から借入る場合でも
手順が分からないのでつまずくことも多いと思います。
分からない用語がたくさん出てくるので、
それを知って、覚えていくだけでも 疲れます、
開業資金を借りる時に銀行では、
売上の見積もりや、経営計画表、
機材の見積もり書も用意するように言われます。
経営計画表や、融資申込書、
許認可の申請書などの作成は
面倒なことが多いです。
店舗を借りたり、
設備工事をしたりすることも とても大変です。
40代50代になって新規に起業することは
楽しいことよりも
疲れることを感じると思います。
廃業する人の事業を承継した方が楽
そういう新規開業手続きの
苦労をしないで済むには、
事業をやっている人の
後継者になる方法もあります。
経営者の中には、
高齢により廃業を考えている人たちがいます。
そんな人達の事業を承継することを
考慮してみてはいかがでしょうか?
自分がやりたい職業をやっている会社や
関心がある事業所の
後継者になることもいいかもしれません。
今の会社を辞めて、再就職をしても
また嫌な思いをして辞めてしまうかもしれないと
考えている中年の方は、
人生の後半に自営業者として、
自分の好きな仕事をしてみてもいいかもしれません。
仕事は、勤務だけでなく 新規開業だけでもありません。
人が既にやっている 事業を継ぐ という
経営者の仕事もあります。
従業員としてではなく、後継者として勤める
後継者がいない人の事業を見つけたら、
その店舗や工場などの事業所で、
「経営者見習い 」として 働いてみるといいです。
従業員として働くのではなく、
経営者見習いとして働いてみるのです。
そうすれば、作業員としての働き方と、
経営者としての働き方がわかります。
それは全然違います。
例えば、
・料理が好きだから
料理店を開こうと思っている人と
・商売で飲食店を開こうと考える人とでは
考え方が違います。
おいしいものを作ることは大変ですが、
飲食店の経営者になるなら、
さらに コスト面、集客面、利益などのことも
考えなければならないのです。
高い材料を使い、時間をかけてじっくり作っても、
利益がでなければならないし、
待ち時間が長くて
お客さんが待ちくたびれてしまうようでも
経営はできません。
それと同じように、
会社員として働くのと、
経営者として働くことも全然違います。
それを知るためにも、
廃業を考えている経営者の所で、
経営者見習い、事業の後継者見習いとして
働いてみるといいです。
ランチの低額設定のやり方や、
常連客や宴会の取り方、
クレームを受けた時の対応などは、
開業するつもりで働くから
覚えることができるのです。
実際に、自分が始めたい料理の飲食店で
働いている料理人は
始めから、
将来自分の店を持つつもりで働いているから、
料理以外の経営の事も知っているのです。
会社員の人は、
ずっと会社員でいるつもりでいるので、
経営者としての考えがありません。
それでは開業しても
うまくいくかどうか怪しいです。
廃業する事業所で 経営者見習いとして働く
その事業所の後を継ぐために働くことは
その経営者のノウハウを学べることになります。
その為、
中年サラリーマンが起業する場合には
新規開業よりも、
廃業予定の事業を承継した方が
楽で良い場合があります。
ですから、40歳以降のサラリーマンの方が、
自分で事業を始めたいと考えている場合には、
先ず、自分がやりたい商売をしている会社で
廃業を考えている経営者を探します。
そして、その会社で
経営者見習いや、事業の後継者見習いとして
働かせてもらうと良いです。
実際に経営者として働いてみれば、
その仕事や経営がどんな感じかわかるので、
その後に、経営者としてやってみようと思えば、
その事業を承継すればいいと思います。
廃業を考えている経営者も、
そういうチャンスを与えてあげるといい気がします。