親の会社の後継者が娘の婿:マスオさんはよく働く

婿(ムコ)やマスオさんが 増えている

事業主の家に 男の子供がいないので
跡取りに困ることがありますが、
そんな家は、娘の夫が、
ムコや、マスオさんになり
娘の家を継ぐ場合があります。

子供が、娘1人しかいない家庭は多いので、
事業主でもサラリーマン家庭でも、
ムコを探している家は多いようです。

その為、娘の夫が、娘(嫁)の家の事業を継ぐことも
多くなって来たのではないでしょうか?

 

お金持ちの娘と結婚して
ムコさんや、マスオさんになることを
「逆玉」と言う場合もあります。

経営者の家がお金持ちのことが多いので、
婿さんが、妻の家に財産狙いでうまく入り込んだと
悪く言われることも多いのです。

しかし、私の知っている限りでは、
そんなことは少なく

ムコさんは、とてもよく働き
娘の父の事業を、繁栄させることもあります。

 

ムコさんはよく働く

 

従業員がムコになり 後継者となる場合

父親の会社に勤務していた従業員が、
そこの娘と結婚して、事業を継ぐ場合もあります。

大昔なら従業員の分際で、
雇い主の娘と結婚するということは、
父親や社会からも
反感を買うような話を聞きます。

実際に、私も古い考えの人からは
そんな話を聞いたことがあります。

 

しかし、今の時代
そんなことはないような気もします。

 

父親はムコさんの働きぶりを褒めて、
良い人に事業を継いでもらえたと
喜んでいる話も聞きます。

 

お金持ちの娘で、
父親の事業を継ごうと考えているような人は、
お金儲けにも敏感で、
稼ぐ男を見極める力があるのかもしれません。

 

そんな娘が選んだ男だから
父親の事業を継いでも、
うまくやっていけるような気がします。

社長の娘が、従業員をムコに取って、
娘がムコさんと一緒に後を継ぐという話は、
栃木県でも群馬県でもよく聞く話です。

うまく行っている例は少なくありません。

 

後継者はお婿さん

 

 

ムコになる前提での 交際

娘の夫になる人が父親の会社の従業員ではなく
他の場所で知り合って交際していて、
結婚してから
その後に父親の事業を継ぐ場合もあります。

 

これははっきりしたことはわかりませんが、
娘が交際中又は、交際の前に 
自分は家を継がなければならないので、
嫁に行けず、
ムコを取る必要があることを、
交際相手の男性に告げるようです。

 

そして、娘に惚れた男性が、
彼女の籍または、
彼女の家に入ることを了承し、
結婚が近くなると彼女の父親の会社に入り、
仕事をすることになります。

 

この場合も、
ムコさんになる男性は大変まじめに働き、
能力もあるので、
父親が結婚も事業の承継も認めるようです。

 

婿さんは、まじめによく働き
義父の事業を承継できるようです。

結婚後にムコさんが、
義父の事業を継いでうまく行っている話もあります。

 

俺は婿(ムコ)じゃない!というマスオさん

ただし、ムコさんになるような人でも、
苗字を変えることを異常に拒む人もいます。

実際に、妻の実家に住み、妻の親と同居したり、
近所に土地をもらって住んでいて
妻の父親の事業も継いでいるので、
どう見てもお婿さんなのですが、
ムコじゃないといいはる人もいます。

なぜかしら「苗字」は変えたがらない人がいます。

ムコさんの親の方も
実際にムコにいってもいいが
世間体があるので、苗字だけは買えないでくれという
こだわりがある人もいます。

それをマスオさんと呼んでいます。

マスオさんに「ムコさん」というと
「俺はムコじゃない!」と強く否定します。

 

私も、なんとなく気持ちがわかるような気がします。

 

ですから、事業の後をついでくれるのなら
「苗字」のことは、
考えてあげてもいいような気がします。

すべてを自分の思い通りにしようとすることは、
我がままかもしれません。

 

 

 

ムコさんをもらった娘さんの苦悩

悩む女性もいる

おムコさんをもらった女性でも、
すべてが良いことばかりではありません。
辛いこともあるようです。

 

お婿さんをもらった女性の中には、
ムコなんか、もらうもんじゃない!」
「嫁に行けばよかった」「嫁に行きたかった」
ということをいう女性もいました。

 

そんなことを私に言った女性は、
40代から70代のムコをもらった女性でした。

親と夫との間に入って、とっても疲れるし、苦しい
と言う人達もいたのです。

ムコや、マスオさんになってくれる夫に対して、
大変気を使うので疲れると言います。

そして、自分の親の 夫に対する不満や愚痴
またその逆の、夫からの 自分の親に対する怒りなどを
受け止めなければならないので
神経を使いとても疲れるそうです。

 

ムコをもらった女性にしか分からない苦労が
あるようです。

「嫁に行っても辛いことはあるよ。ムコさんに来てもらい、
愚痴を聞くのも自分の親だからいいだろう」
と言われることも辛いようです。

お婿さんをもらった女性は、
誰にも理解してもらえないので辛い人もいました。

 

娘さんしかいない経営者の家庭も
苦労があるようですが、
すべてがうまくいくことは、なかなかないようですが、
考え方次第だと思います。

 

事業を継いでもらって、
一生懸命に仕事をしてくれるムコさんを見て、
他の人が「いいね」って、
言ってくれることはよくあります。

人に「いいね」って思われたら、
それは良いことなのかもしれません。

 

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