中古車屋や自動車修理工場も後継者がいないので、廃業もある

自動車修理工場や 中古車屋も 後継者がいない

中古自動車の販売業や、自動車修理工場も
後継者がいないことによる廃業が多いそうです。

中古車屋なんてたくさんあるので
人気の商売で、儲かると思っていました。

私が若い頃なら、
親が事業をやっている家は、
大概そこの子供達が継いでいました。

自動車修理業は、顧客がある程度いれば
経営の心配はあまりない気がします。

顧客管理や、仕入れ方、売り方をうまくやれば
これからも稼ぎ続けられる商売のような気がします。

 

しかし、自動車の修理工場のような商売でも、
その家の子供が事業を継がない場合もあるようです。

また、子供が、女の子だけの場合もあるので、
娘さんだと、修理業は継ぎたがらないのかもしれません。

 

自営業を嫌い、会社員を選ぶ人や
立派な大学に行ったので
大きな会社に勤務したがる子供もいるようです。

その為か、自動車修理工場や、自動車販売店のような
良さそうな商売でも
親の仕事を継がない人もいるのです。

 

自動車に乗る人も大変多いですが、
ディーラーが強い商売ですから、
中古車屋も商売が難しいのかもしれません。

 

中古車屋やも後継者がいない

 

顧客がいるのに、後継者がいない中古車屋

ある中古車販売と、修理を兼ねた事業を
経営している人がいました。

その経営者は、
大きな自動車販売店で整備の仕事をしていて
50代で、販売部に配置換えさせられてしまい、
それをきっかけに、そこを辞めて 開業しました。

整備士なので、
車の事は知り尽くしていますので
販売も修理もできます。

そして、販売会社の時の顧客もいるし

営業マンの後輩がいるので、
そちらからも中古車をさがしているお客さんを紹介され
順調に事業はやって来られました。

 

奥さんと夫婦二人だけで、
中古車販売修理の事業を長年やっていました。

 

高齢になり 廃業を考える中古車屋の経営者

その経営者も70を過ぎ、疲れてきたようで
廃業を考えるようになりました

 

整備の仕事もしているので、
結構肉体を使うので疲れるようです。

また、車の世界も技術の発展がとても早く
覚えることも多くて辛いそうです。

電気関係の発展は、ものすごい早さなので、
ディーラーの整備士も、営業マンも
お覚えることが多くて大変だという人もいます。

 

その人にも子供がいるのですが、
その人が中古車販売店を始めたのは、
その人が50代になってからで、
自分の子供が就職してからでした。

自分の子供は自動車とは、
関係のない仕事をしているので
跡継ぎにさせるつもりもありません。

 

まだまだ、その子供は、会社員をやれる年齢だし、
中古車販売の自営業よりも
かなり稼げる仕事をしているのです。

跡取りもいなければ、廃業しかありません。

 

辞めると 顧客に迷惑がかかる

その自動車屋の経営者は、
自分が廃業してしまうと
顧客に迷惑がかかると心配していました。

べつに辞めてしまえば、
お客は他の修理店に行けばいいのですが
その人は、そうは考えませんでした。
責任感が強い人です。

自分が整備士だからでしょうか?
自分が売った車の整備の事が
心配なのかもしれません。

 

お店は倉庫を借りて、
そこにウインチの設備を取り付けましたので、
家賃を払えば事業は承継できます。

だれか後をやってくれる人はいないか
と思っていました。

 

 

整備士なら中古車屋ができる

 

後輩が 中古車屋の顧客を継ぐ

そんな時に、
以前勤めていた販売店の後輩が
そこを辞めて
自分で中古車販売をやろうと考えていました。

そして、この中古車屋の廃業の話を聞きました。

それは、お互いに知っている間柄で、
ちょうどよいことでした。

 

その後、後輩の方は勤務している会社を辞め、
その廃業を考えていた人の所で働き始めました。

 

その後輩の方は、
勤務している時の顧客もいたので、
退職した後も顧客に困ることはありませんでした。

 

それから3年経った時に、元整備士の方は廃業し、
その後輩の方が、
そこの中古車屋の事業を承継しました。

その後時々、整備士だった元経営者に
手伝ってもらったりしています。

中古車屋の資産関係の承継や、
事業資金の借入金の事もありましたが、
何とか乗り越えてうまく経営しています。

この手の話は 時々あります。
うまくいく場合もありますし
うまくいかない場合もあります。

 

中古車屋も後継者がいなくて、
廃業している店や工場もあるようです。

中古車関連の仕事をしたい方がいたら、
その後をついで
事業を承継することも考えてみるといいです。

 

顧客がいる事業の廃業なら、
その後を継いでも
経営していけることもできると思います。
事業は顧客を見つけることがとても大変なのです。

 

スポンサーリンク
事業の承継や開業廃業の相談例
error: Content is protected !!