廃業する同業者の事業を承継する。規模の拡大ができるチャンスかも

中高年の個人経営者の これからが不安

今の個人事業主や、会社の経営者で、
50代以上の人達の中には
老後の生活が危うい」と思っている人も
多いのではないかと思います。

40代でも、状況次第では、
危険かもしれません。

それは、売上の減少、利幅の縮小、
値段の安い外国製品の流入、
材料代と人件費の高騰などの
経営上の問題が多いからです

 

忙しい建築土木の経営者でも、
この先の不安を抱えている人は
いるのではないでしょうか?

仕事があっても作業する人手が足りず、
従業員を募集するにしても、
給与が払えなくなるかもしれないので
アルバイトにしたいところです。

でも、バイトを募集しても
応募がない状態ではないでしょうか?

バイトの時給が、1000円を超えるようだと、
今のうちの販売単価では、これからの経営は難しいな

「これからどうしたらいいだろうか?」
と悩んでしまう経営者は多いと思います。

みんな、
経営に対する行き詰まり感があるのでは
ないでしょうか。

何とか打開していかなければ
この先が危ういです。

 

将来が不安

 

廃業する同業者の 事業の承継を検討

そんな中年の自営業者は、
年配の同業者で
事業を廃業しようと思っている方がいれば
その事業を引き継ぐことを
考えてもいいかもしれません。

高齢になった同業者の中には、
承継者がいない方がいます。

そんな人の力を もらってもいいかもしれません。

 

廃業を考えている同業者の
事業を引き継ぐメリットは大きいです。

 

顧客の承継が、できることは
なんといっても大きいです。

その人の事業を承継できれば
材料の仕入れ先や、外注先紹介してもらえて、
新たな人脈ができます。

 

事業上のつながりが増えることは
大きな財産になります。

50代になると
遊びでも新しい知り合いはできにくいですし、
仕事に関連した知人を作ることは、
いっそう難しいです。

それを廃業者の人を介して作ることができるので、
これだけでも利益になります。

 

事業承継の代金などの条件は?

事業を譲ってもらう人には、
それなりの物を差し出す場合や、
代わりに背負うものがある場合があるでしょう

承継する工場や店舗の買取りまたは、
家賃の支払いや
設備や機械の売買代金が必要になります。

顧客を引き継いだ場合の
謝礼の問題などの お金の問題も出てきます。

また、従業員がいれば、
その雇用の引き継も検討しなければなりません。

承継先に従業員がいる場合には、
その従業員の雇用を
こちら側で引き継ぐことになる場合もあります。

従業員の雇用の事は、承継する時に
今後の事をよく話会わなければなりません。

 

また、譲ってくれた元経営者に、
承継した後に、
経営に口を出されることがあるかもしれません。

承継した後も、
時々口出しされたり、意見を言われたりすると
事業がやりづらくなることもあるかもしれません。

 

人が大切にしてきた物を引き継ぐ場合には、
しがらみもあって
自由度がなくなる感じがするかもしれませんが、

それ以上に得るものがあるので、
そのこともよく考えて事業の承継を検討するといいです。

同業者の事業を承継

 

事業の譲渡代金はいくら?

事業の承継に際し、
事業を買取ることになる場合には、
その金額を決めることが大変難しいです。

金額を決める方法はいくらかあるようですが、
最終的に譲る側と、承継する側の
納得がいく金額でなければなりません。

会社の金額や
事業の譲渡代金を算定するのは難しいです。

 

無料でもいいから、
顧客達を引き継いで欲しい
と言う経営者もいますが、

無料だと、後々もめることもでてきます。

「あげたのにきちんとやらない」
と後でクレームをいれられることもあるので
きちんとお金をはらった方が良い場合もあります。

 

引退・廃業する事業主の方も
きちんと評価した額をもらえた方が、
「事業所は人に売ったんだ。後は承継者がやることだ
去った自分が口出ししてはいけない
と思えるかもしれません。

 

顧客の引き継ぎに問題はないか?

取引先を承継させてもらえる場合もありますが、
事業を譲ってくれた人の顧客の中には、
自分と合わない顧客もいます。

 

また、良い顧客を承継できてよかったと思っていたら、
相手先に
「うちは、以前の経営者だから依頼していたんだ。
経営者があの人でなくなったのでは、
うちはあなたには頼まないよ」
と言われてしまうかもしれません。

しかし、廃業する人が間に入って説明してくれれば
よい関係を引き継ぐことができるかもしれません。

 

譲ってくれる経営者は、自分の取引関係者に
顔つなぎしてくれますから、
普通はいいバトンタッチができるのではないかと思います。

 

譲ってくれる経営者の人柄をよく見て

 

人柄の良い人がいい

 

事業を承継しようとする場合には
事業を譲渡してくれる経営者の
人柄をよくみるべきです。

良い経営者の事業を承継しなければ
嫌な思いをすることが、多くなるかもしれないからです。

 

お金のことばかりを
優先してきた経営者の事業を引き継ぐことは
問題が多いのでよく考えた方が良いです。

商売が上手くても人柄の悪い経営者はいます。

そんな人から依頼を受けると
自分勝手でもめごとも多くて嫌になります。
私は、人柄が良くない経営者の依頼は
受けないことにしています。

 

ですから、

事業に成功しても
人柄が良くない経営者は、
その取引先も、
仕事内容もよくないことが予想されるので、
そんな人と係わることは辞めた方が良いです。

 

事業を承継する場合には、
その事業所の経営状態や
財産の状況の把握の他にも、
その人の人間性をよく見る必要があります。

 

 

チャンスかもしれないから、考えてみて

顧客を引き継ぐこと一つをとっても、
うまく行く場合もあるし、
問題になることもあると思います。

人の事業を承継した場合には、
色々なことが起こることが予想されます。

 

でも、今の自分の事業の状態が良くなく、
将来に不安がある場合には
同業者で廃業する方の事業を承継することを、
考えてみるといいです。

そんな話が来たらもしかしたら
チャンスかもしれません。

検討してみないとわかりませんので
話だけでも聞いてみるといいです。

中古事業で自営業
サブタイトル:居抜きで開業と他人の事業を承継する話

居抜きで起業

 

 

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事業の承継や開業
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