農地は 一般の人は買えない
農地は、
農民の家族以外の人も、取得しやすくしてくれれば、
農業も何とかなるのではないか
と思うことがあります。
農地法の改正をして、
一般人でも、
田畑を取得しやすくしてくれればいいのになあ
と思います。
なぜ農地法を改正しないのだろう?
このままでは、
農業も、田畑もだめになってしまいそうです。
高齢になり工作できない
群馬県も、栃木県も
農業をやっている方は非常に多いです。
そして農民の方も、
高齢者が非常に多くなっています。
農民の方にも子供はいるのですが、
子供達は農業を継がず、
会社員や公務員をやっています。
東京などの都心に就職し生活している人達も
たくさんいます。
その子供達は、定年退職した時に戻ってきて、
自分の家の分の米や野菜を作っているくらいです。
ですから、北関東でも
農業をやる人が、急激にいなくなっている筈です。
農業の廃業のことや
廃業後の収入の事、
そして農地の利用の相談も多いです。
夫が農地を売らない
夫が、広大な農地をもっている農民の奥さんから
相談を受けたことがあります。
「その畑は場所が良いので、売って欲しい」
と、建設業者が訪ねてきたと言うのです。
「今どきに、こんなにいっぺんに
土地を買ってくれる業者もいないらしいんです」
「もう夫も、80になり、畑仕事なんかやらないんだから。
欲しい人がいるのなら、欲しいだけ売りたい。
子供達も売っちゃえって言うんですよ。」
「でも、夫が売らないっていうんですけど
…どうしたらいいですか?」
奥さんは困っていました。
この人の旦那さんは、
広大な畑を、先祖から引き継いだのです。
自分の代で農地を手放し手は
先祖に申し訳がないというのです。
先祖から引き継いだ畑は、売れないというのです。
こういう人もいます。
「私達じゃ、売れないですかねえ」
と奥さんから質問されました。
「畑は、奥さんのものじゃないから、
人のものを勝手に売ることは、できないんじゃないですか」
と答えましたが、
こんなことで、
奥さんと子供達は、売りたいのですけど、
持ち主である夫が、売りたがらない場合も時々あります。
ある会合に行った時に、
他の人達が
この問題と同じようなことで話していました。
「ああ、売る方法あるよ」
と、不動産屋をやっている人が言いました。
何やら悪いことのようです。
質問した人が、「でも、それは違法じゃない?」
「かまわないだろう。どうせばれやしないさ」
こんな悪い知恵をつける不動産屋さんもいますから、
注意が必要です。
後継者がいない農地…耕す人がいない
農民の方が高齢になり
広い農地を 耕作することが
できなくなることがあります。
すると田畑はその後、
放置しっぱなしになってしまいます。
農地は耕作を続けないと、
後で耕作を再開することは、
すぐにはできなくなってしまうそうです。
ですから、耕作しなくなった田畑を
誰か農業ができる人に
使ってもらいたいそうです。
しかし、そのだれかもいません。
若い農民の方がいないのです。
農業をやってみたいという
サラリーマンもいるのですが、
農地は、農民の一族でないと
手に入れることが難しいので
一般人にはなかなか手に入りません。
また、素人が農業をやっても、
農業で生活することはできないと
農民の方々は言います。
このままでは、農地はどうなってしまうのだろうか?
日本の農業はなくなってしまうのではないだろうか?
農地法を改正して、
農民の一族でなくても、
田畑を取得しやすいように改正してくれれば
どうにかなるような気がします。
農地は、固定資産税が
破格に安いので
持っていて負担になりません。
副業程度で
野菜栽培などができないものなのでしょうか?
商売の上手な人達に
農地や、
農業をゆだねることができないものなのでしょうか?
耕運機を買いたくても買えない
また、年齢は、多少とっても
まだ農業をやる気の方もいます。
しかし、耕運機などの農業機械が壊れてしまって
農作業ができなくなってしまう場合があります。
トラクターは、100万円では買えません。
200万円も、300万円もします。
こんなに高いんじゃ、買えません。
後何年田んぼやれるかわからないのに、
息子も田んぼやらないっていってんのに、
何百万円もするトラクターなんか買えないよ。
中古でいいから、程度のいい機械、なんかないかな?
と中古のトラクターを探している人もいます。
農業をやるには、
トラクター、コンバイン、脱穀機などの
農機用機械が必要で、かなりの金額になります。
農業を新規に始めるとしたら、
田んぼをやるのにも
トラクター等の農業用機械代が、1,000万円位はかかるんじゃないか
と農機具屋さんが言っていました。
農業、かなりやばいようです。