一人孤独では事業はできない
一人で事業者をやる場合には、従業員がいる事業者と違って、
色々なことを、全部自分一人で考えて
やっていかなければなりません。
相談相手はいないし、
雑用をやってくれる人もいません。
取引先にムリなことを頼まれても、
自分一人で対応しなければならないんです。
作業をしている時に材料がなくなっても、
作業を止めて自分で買いに行かなければなりません。
作業や販売、製造は、自分でやれるから
問題はないと思って始めた事業でも
不得意な営業も、打合せも、見積もりも、
接客、報酬交渉も
全部自分一人でやらなければならないんです。
クレームが来た時は、誰かに相談したくなるでしょう?
嫌なことをわざとしてくるような人もいれば、
そんな文句は どこに行っても通用しないだろう
と思えるようなことで
文句を言ってくる奴もいるんですから?
そんな時、誰かに話しを聞いてもらわなければ
頭がおかしくなってしまいそうです。
不景気になっていくと、
色々なことで問題を投げかけられます。
そんな時、誰かに話したくなるでしょう。
取引先のことを外部の人に下手に相談すると、
守秘義務違反や、
口が軽いとか、ペラペラなんでも話す
信用が置けない奴と思われてしまいます。
しかし、理不尽なことをされたら黙っていられません。
悔しい気持ち、不安な気持ちは、一人では耐えられません。
一人事業者には相談相手が必要
私は、お金に関する事務や、
法律契約などの事務の仕事をしているので、
そういう問題は 自分で解決できるのですが、
顧客の中には、料金や
私の作業に言いがかりをつけてくる人がいます。
必要な書類を期日までに預けてくださいと言っても
指示に従わない人もいます。
依頼を受け作業を始めた後に、
違法行為をさせようとする人もいて、
困らせられます。
そういう守秘義務に該当しないことは、
相手の名前を伏せて家族に相談しています。
一人事業者は多くの人とつながるべき
私も一人で仕事をやっていますから、
基本的に誰にも相談できません。
仕事に関しては、秘密を守る義務があり、
従業員でないのなら家族にさえ話せません。
しかし、従業員がいれば、仕事の問題は話し合えるんです。
従業員さんがいると
仕事の相談ができてとてもいいです。
しかし従業員を雇うには
売上を増やさなければなりません。
ずっと従業員の分の売上を取り続けることも
できるかどうかわかりません。
一人事業は自由ですが、
一人では大きな仕事はできないし、
寝込んだ時に収入が途絶えてしまいます。
せめて 困り事を
話せる人や 相談できる話相手は
見つけておくべきです。
「仕事自体の事はこの人に聞ける」
「お金のことはこの人に相談する」
「法律の事、健康の事 営業の事 機械で困った時には
この人に相談しよう」
と多くの人とつながっていないと
一人事業はできません。
ですから、せっかくつながったわずかな友人知人は
できるだけ大切にしていかなければならない
と思っています。50代後半になると
余計に新しい知合いを見つけることが難しくなるんです。
小学校の時のように簡単には友達も作れません。