土地の相続トラブル:高齢者の相続問題となぜか無料の貸地・借地

貸地や借地の相続トラブル

親が持っている土地を、
人に貸している場合もあります。

それを貸している側は貸地、
借りている側は借地といいますが、
地代の支払いがあることが普通です。

貸地を相続した場合には、
地代収入があるので良いですが、
貸地でも相続すると
問題が起こることもあります。

土地を貸す時に、
親が 敷金や保証金を預かっていることもあります。

借地契約が終了したら、
借主に返さなければなりません。
親がきちんと預り保証金を
保管しているのならいいですが、
多額な保証金の場合で、
親が別にとっておいていないと困ることになります。

借地契約は長いので、忘れている場合もあります。

貸地借地の問題

借りている人が高齢者

借地の上に家を建てている人が、
高齢者の場合には、
問題が起こることもあります。

高齢になり働かなくなると、
収入がなくなってしまい
地代の支払いができなくなることもあります。

そして借地人に相続が起きた時に、
その子供たちが相続を放棄した場合には、
古くなった建物が放置されてしまうこともあります。

貸地に、借りた人の建物が建っている場合には、
後で面倒なことが起こるかもしれませんので
注意が必要です。

家の解体費用が掛かるようになってので、
借地契約の解除の時に放置されてしまうと、
解体費用として多額のお金もかかるし、
法的手続きの問題も起こってきます。

 

無料の貸地 なぜ無料で貸したの?

親が土地を、無料で貸していることだってあるんです。
相続する土地の上に、
他人の建物が建っている場合には
やっかいなことになることもあります。

なぜ無料で貸しているかは、
子供たちが知らない場合もあります。

親と土地の借主の間で、なにかあったから、
無料で土地を貸していると思うのですが、
それを子供も引き継ぐのはどうか?と思います。

地代を払ってくれないのでは、
土地を明け渡してもらいたくなります。
他人の建物が建っている土地では
売ることができません。

 

借地人に土地を買取って欲しいと言っても
はい分かりましたと、
すぐに買取ってくれる人もいないでしょう。

 

貸地で、
地代収入あってもいい事ばかりではないんです。

借地人が高齢者の場合

その土地を借りている人に、
買い取ってくれないかと相談しても、
借りている人も高齢になっていると、

「そんなお金がない」とか、
「面倒だ」とか言われ、話が進みません。

高齢になると、
みんな自分の都合ばかり言いたがります。

他人のことを考える余裕がなくなるのでしょう。

そうすると、
相続人になった子供に負担が行きます。

これを放置するともっと大変なことになるんです。
空き家になるとか、取壊しのこととか、色々と…
この問題も時々あるんです。

 

親が元気なうちに 問題を解決すべき

親が残してくれた土地で
子供たちも苦労することがありますので、

貸地・借地の件についても、
親が元気なうちに
後々子供たちを苦しめることにならないように
しておいて欲しいです。

貸地・借地は大金が掛かり、
法律が関係することなので、
面倒になることもありますから、
解決に時間と金がかかりやすいです。

土地は、貸した方が困ることもありますので、
土地の所有者の子供たちが困ることもあります。

親は自分で解決できるうちに、
自分の財産について、
きちんと処理しておいた方がいいです。

昔と今とでは、経済に関することも、
法律に関することも随分変わってしまいました。

めんどうなことは
早めに解決した方がいいような気がします。

 

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相続の問題
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